・ソウル冠岳区のDinnoLab Techセンターで「DinnoLab Tech 1期」発隊式
・オク・イルジン ウリ金融持株副社長「実戦型協業の場を広げる」
「皆さんの挑戦が実質的なビジネス価値として結実するよう、PoC(技術検証)遂行支援金はもちろん、クラウドインフラまで実質的な支援を惜しみません」
オク・イルジン ウリ金融持株(33,700ウォン ▼950 -2.74%)副社長(デジタル革新部門長)は3日、ソウル冠岳区のDinnoLab Techセンターで開かれた「DinnoLab Tech 1期」発隊式で、「本日オープンするDinnoLab Techセンターは、ウリ金融の実際のビジネス課題と皆さんの革新技術が出会う実戦型協業の場」だとして、このように述べた。
DinnoLab(Digital Innovation Lab)は、「小さなスタートアップが大きな恐竜(Dinosaur)のように成長できるよう支援する」という意味を込めたウリ金融のスタートアップアクセラレーティングプログラムだ。
これまでに231社を発掘・育成し、5,039億ウォン(約579億8,277万円)規模の投資を連携させてきた。
新たにオープンしたTechセンターは、ディープテックスタートアップのPoCを専担する拠点だ。
韓国内6カ所とベトナム・ハノイなど計7拠点に拡大したDinnoLabネットワークを基盤に、ウリ金融系列会社の技術課題とスタートアップの技術力を直接つなぐオープンイノベーション実験の出発点となる空間だ。
課題を先に提示し企業を探す…「課題先提示型」の実験

ウリ金融持株グループ会社の現業部署関係者らが、スタートアップとのPoC遂行課題について紹介している。/チェ・テボム記者
Techセンターの差別化ポイントは協業方式にある。従来のDinnoLabが有望企業をまず発掘してから事業協力を模索していたのに対し、Techセンターはグループ会社の現業部署が解決すべき技術課題を先に定義し、それを解決するパートナーを探す「課題先提示型」モデルを採用した。
ウリ金融の関係者は「グループ会社が必要とするテック課題を先に提案し、それを共に解決するスタートアップを選抜した」とし、「年1回の定期募集のほか、グループ会社の需要に応じてオンデマンド方式で企業を追加選抜する計画」と述べた。
支援方式もPoCに焦点が合わせられている。課題ごとに最大3,000万ウォン(約345.2万円)の遂行支援金とともに、NAVER Cloud・Amazon Web Services(AWS)と協力した1,000万ウォン(約115.1万円)相当のクラウドクレジット、Techセンター入居スペースなどが提供される。
協業は、課題具体化、課業明細書確定および協約、約16週間のPoC、成果検証、成果共有の5段階で進められる。成果が優秀な企業には、グループ会社での実際の技術導入とファンド投資まで連携する計画だ。
後続投資の体系も整えられている。ウリ金融は今年4月、200億ウォン(約23億136万円)規模の「DinnoLab 3号ファンド」を結成しており、ウリベンチャーパートナーズの後続投資とウリ投資証券のIPO(新規株式公開)支援まで、成長段階別の支援構造を備えている。
銀行・保険・証券・IT…4社が4つの課題に同時着手

(左から)キム・ジュス Mentat代表、イ・ガンジン Axlerator代表、ファン・ギュジョン waiker Holdings代表、ソ・ジョンファン Peekaboo Labs代表 /チェ・テボム記者
今回のTech 1期には、Mentat(メンタット)、Axlerator(アクスラレーター)、waiker Holdings(waikerホールディングス)、Peekaboo Labs(ピカブーラボ)などAI(人工知能)スタートアップ4社が選抜された。これらの企業はそれぞれウリ銀行、東洋生命、ウリ投資証券、ウリFIS(Wooriエフアイエス)と一対一でマッチングされ、PoCを遂行する。
規制産業特化型AIエージェントプラットフォーム企業のMentatは、ウリ銀行AIデータ事業部と「税法情報に基づくオーダーメイド節税ガイド」を作る。法令知識グラフとエージェント実行エンジンを顧客の資産・取引データと結合することが核心だ。
オントロジーベースのAIプラットフォーム企業Axlerator(アクスラレーター)は、東洋生命と「AIマーケットセンシングシステム」を構築する。他社の約款や公示・マーケティング資料を収集・標準化し、商品別の市場影響度(Impact Score)を盛り込んだ分析ダッシュボードとレポートを自動生成する課題だ。
証券市場の原データ加工ソリューション企業waiker Holdings(waikerホールディングス)は、ウリ投資証券と「AIリサーチアナリスト」を開発する。市況要約とレポート生成を自動化し、韓国内外の市場分析資料を即座に生産する体系を作ることが目標だ。
企業内部の文書と業務システムを連結するAIソリューション企業Peekaboo Labs(ピカブーラボ)は、ウリFISと文書自動化に取り組む。電子決裁・メールなどに散らばった資料を統合検索し、稟議書・報告書を自動生成することで作成時間を50%以上削減することがPoCの目標だ。
オク・イルジン副社長は、「ウリ金融が用意したこの連結の場を通じて、スタートアップの革新技術がより大きな世界へ進んでいけることを願う」とし、「私たちは共に悩み、共に成長する真の相生のパートナーとして、この旅路を最後まで共にする」と強調した。
<画像=DinnoLab Tech 1期」発隊式参加者による記念撮影/ウリ金融持株提供>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026090314240358606
