Healing Paper(ヒーリングペーパー)が運営する美容医療プラットフォーム「カンナムオンニ」で、個人情報流出事故が発生した。氏名や連絡先だけでなく、施術・相談内容といった機微な情報を含む約22万名分の顧客個人情報が流出し、同社は警察に捜査を依頼した。
業界関係者によると、相談内容を照会する連携機能(API)に対する不正アクセスが発生し、一部顧客の個人情報が流出した。Healing Paperは異常を検知後、直ちにアクセス経路を遮断し、システム全体の緊急セキュリティ対応を行った。翌日、同じ攻撃者が別の経路で再度アクセスを試みたことが確認され、この経路も遮断された。
情報が流出した顧客は合計21万9,665名で、国別では韓国が約16万名、日本が約4万8,000名、台湾が4,218名、タイが1,591名、中国が481名、英語圏・その他が5,308名だった。
流出項目には、氏名・連絡先・生年月日・性別・居住国や地域、ソーシャルログインID、利用端末情報やアプリバージョン、接続IPに加え、相談申込内容(イベント名・施術名・医師名・病院名・来訪者情報)、相談の進行状況や予約時刻、決済情報(金額・方法・時刻・決済者情報)、施術情報(関心・申込・実際の施術内容、来院日時)など、機微な情報が含まれていた。
法律事務所の専門家は、医療関連情報は個人の人格に関わる極めて機微なデータであり、流出時の深刻性は非常に大きいと指摘し、流出した施術・相談履歴を悪用した病院やプラットフォームを装うオーダーメイド型のフィッシング詐欺に注意するよう呼びかけた。
Healing Paperは事故発覚後、警察への捜査依頼に加え、システム全体の点検や認証手続きの強化などの追加セキュリティ対策を実施している。また韓国インターネット振興院(KISA)に自主的に個人情報流出の事実を届け出るとともに、対象となった顧客への個別通知を進めている。個人情報流出の有無は、公示日から30日間、カンナムオンニの公式サイトで確認できるとしている。同社は不審な連絡に応じないよう顧客に注意を呼びかけ、代表者は今回の事故を重く受け止め、利用者への謝罪を表明した。
