東大門(トンデムン)・南大門(ナンデムン)卸小売流通の革新企業NamDo market(ナムドマーケット)が中小ベンチャー企業部傘下の中小企業技術情報振興院(TIPA)が主管する「2025年TIPA ValueUP」支援事業に選ばれた。今回の事業は、技術力と成長可能性を備えた中小企業を発掘し、資金調達の能力を強化し、グローバル企業への成長を支援するプログラムだ。
TIPA ValueUPプログラムは、優れた技術力を保有する中小ベンチャー企業が投資市場と連結して成長機会を確保できるように支援する重点事業である。
特に投資専門家の深層評価をもとに技術性、事業性、経営能力などを総合的に検討し、有望な中小企業を選抜する。また、投資市場のアクセシビリティが低い非首都圏の企業に対する評価優遇、R&D優秀成果保有企業の書面評価免除、革新製品指定企業の優先評価など多層的な選定基準を適用している。
今回の選定で、NamDo marketは卸・小規模事業主中心のB2Bコマースプラットフォームとこれを高度化したAI技術力を強みとして打ち出した。東大門(トンデムン)・南大門(ナンデムン)を基盤とした伝統的な卸売流通網をデジタル化し、サプライヤーと小規模事業主をつなぐプラットフォームをAI技術で最適化した点が高い評価を受けた。
特にNamDo marketが運営しているND MARKET、ND UNCLE、ND BOXなど3大コアソリューションは技術と流通の有機的融合を成した事例として注目を受けた。
NamDo marketは今回のTIPA ValueUP選定を契機にグローバル資金調達、日本市場の拡大、AI技術の高度化などのコアスケールアップ戦略を本格化していく計画だ。また、政府の技術検証および投資連携支援を通じてグローバル市場での地位をさらに固め、競争力のあるK-B2Bプラットフォームとして位置づける方針だ。
NamDo market ヤン・スンウ代表は「今回の選定は単純な技術力だけでなく、実際の流通現場で検証された成果とプラットフォーム競争力を認められた結果」とし、「卸売市場と中小セラーの価値をAIで連結し、グローバル通販時代をリードするK-B2Bコマース代表企業へと跳躍する」と明かした。
NamDo marketは「一足違う卸売」を意味し、東大門(トンデムン)・南大門(ナンデムン)卸売市場を基盤とした卸小売事業者向けB2B流通コマースプラットフォームだ。コマースプラットフォームの他にも、小規模事業主のための注文・精算自動化システムであるND UNCLE、配送及び物流を簡易化した卸売業者向けのフルフィルメントサービスND BOXなど、事業者を中心とした専門サービスを通じて韓国内外で卸・小売エコシステムのデジタル転換をリードしている。