成人教育コンテンツ企業Day1Company(デイワンカンパニー)が、今年第3四半期の累積グローバル売上高143億ウォン(約15億円)を記録し、過去最大の実績を更新した。前年同期(112億ウォン、約11億7600万円円)比17%増加した。
Day1Companyは現在、日本、米国、台湾など8カ国に進出している。このうち日本が主力市場で、9月までに約87億ウォン(約9億1300万円)を売り上げ、海外の売り上げ全体の61%を占めた。毎月、前年同月比の売り上げ高が上昇し、月平均の成長率は32%に上った。
日本ではMZ世代の利用が目立った。Coloso Japan(コロッソジャパン)のホームページの利用者を分析した結果、18~24歳の割合が最も多く、25~34歳がこれに続いた。早い進路決定と実務技術の習得を重視する日本の若年層の需要が売上増加につながったとの見方が出ている。
米国と台湾も現地法人の設立以降、安定的な成長を見せている。9月にサービスを始めたタイも急速に市場に定着した。Day1Companyはこれを基に、東南アジア市場への拡大を本格化させる計画だ。
海外での成長をリードする中核ブランドは、職業スキル教育プラットフォーム「Coloso」だ。デザイン、イラスト、3D、映像など、言語の障壁が低く、直感的な学習が可能な視覚ベースのコンテンツを提供し、国別に偏りなく需要を引き出した。マレーシア出身のイラストレーター「ネコジラ」の講義は、国境を越えて高い受講率を記録した。
Colosoは世界3大デザイナーに数えられるカリム・ラシード氏、ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏、シルク・ドゥ・ソレイユのダニエル・ラマールCEO、現代自動車グループのルーク・ドンカーボルケ最高顧客責任者(CCO)ら、世界の巨匠たちとコラボレーションしたコンテンツでブランドの認知を高めている。日本では映画監督の是枝裕和氏、アニメ・ポケットモンスターの主人公、サトシ役の声優、松本梨香氏ら、著名人を講師に起用したオリジナルコンテンツが反響を呼んでいる。
Day1Companyは最近、「第62回貿易の日記念式」で「1,000万ドル(約15億5900万円)輸出の塔」と「サービスの塔」を同時受賞した。「サービスの塔」は、コンテンツ・ヘルスケア・フィンテックなど6大サービスの輸出分野で計9社に授与される賞だ。
イ・ガンミン代表は「今回の成果はDay1Companyのビジネスモデルが世界市場でも十分に通じていることを証明した結果だ」とし、「技術とコンテンツの結合をさらに高度化し、世界のどこでも通用する、教育コンテンツの新しい標準を作っていく」と話した。
