上半期営業収益575億ウォン(約65.9億円)、前年比78%増加…ショートドラマ「Vigloo」急成長。
AIメディアエンターテインメント企業Spoon LabsがIPO(新規株式公開)のための入札提案要請書(RFP)を韓国内主要証券会社に送付し、上場手続きに着手した。今年第3四半期までに主管証券会社を選定し、2028年の上場を目標に準備を進める計画だ。上場市場と上場トラックは主管証券会社の選定後に決定する。
IPO着手の背景には、最近の業績成長が挙げられる。Spoon Labsの今年上半期の営業収益は前年同期比約78%増の約575億ウォン(約65.9億円)で、8月12日時点で今年の累積売り上げはすでに昨年の年間実績を上回った。オーディオソーシャルコンテンツプラットフォーム「Spoon(スプーン)」とショートドラマプラットフォーム「Vigloo(ビグルー)」が両輪であり、両サービスとも海外売り上げ比率が60%を超えている。
成長を牽引しているのはViglooだ。2026年6月時点で月間アクティブユーザー(MAU)は前年同期の約6.1倍、上半期営業収益は約6.5倍に増加した。市場調査会社Sensor Tower(センサータワー)によると、Viglooは今年5月、全体のショートドラマプラットフォームの中で前年同期比売り上げ成長率4位、前月比成長率2位に上った。Spoonは2022年の黒字転換以降も成長を続け、上半期営業収益は前年同期比約13%増加した。
Spoon Labsはコンテンツ流通にとどまらず、AI基盤の制作・運営インフラへと事業を広げている。今年上半期には精算・視聴データを統合提供する「Vigloo Partners(ビグルーパートナーズ)」を披露し、最近ではAIショートドラマ制作プラットフォーム「Vigloo Studio(ビグルースタジオ)」をベータ公開した。Spoonも2月にオーディオ小説サービス「PodNovel(ポッドノベル)」をグローバル展開した。
同社はIPOを通じてAIコンテンツ制作インフラとグローバル事業基盤を強化する計画だ。Vigloo StudioがAIコンテンツを供給し、ViglooとSpoonが市場検証とグローバル流通を、Vigloo Partnersが収益連携を担う構造を構築するという構想だ。
チェ・ヒョクジェ Spoon Labs代表は「Spoonの収益性とViglooの成長性を証明してきた以上、AIメディアエンターテインメント企業として飛躍するための基盤を整える時点だと判断した」とし、「主管証券会社の選定からプレIPOまでスピード感を持って推進し、2028年の上場を目指す」と述べた。
