「DIPS1000⁺ 2025 Global IR @Tokyo」韓国ディープテック企業が東京でピッチ登壇

6月25日より、Tokyo Innovation Base(TIB)にて開催された「DIPS1000⁺ 2025 Global IR @Tokyo」。イベントでは、26日に韓国ディープテックスタートアップによるグローバルピッチが行われた。

今回のイベントは、中小ベンチャー企業部 (Ministry of SMEs and Startups)、創業振興院 (KISED)、Seoul Business Agency(SBA)、SYP(Special Your Partner)が主催。日本市場への進出を狙う韓国企業と、日本のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)との接点を創出することを目的としている。

ピッチには、「DIPS(超先進スタートアップ)1000⁺プロジェクト」の支援対象企業10社が参加。それぞれ日本語・英語・韓国語を駆使しながら、AI、医療機器、グリーンテック、次世代半導体など最先端技術を軸にした自社のビジネスモデルやプロダクトについてプレゼンテーションを行い、日本の投資家・企業関係者の関心を集めた。

このDIPS1000⁺プロジェクトは、2023年から2027年までの5年間にわたり、韓国政府と民間が共同で推進するスタートアップ育成プログラムだ。
総額2兆ウォン(約2,200億円)規模の大型支援で、AIやサイバーセキュリティ、量子・宇宙、バイオヘルス、未来モビリティなど幅広い分野のディープテック企業を対象に、研究開発・グローバル展開・資金調達支援を行う。

当日は、日本のCVC・投資家とのネットワーキングの場も設けられ、登壇したスタートアップと日本側関係者との活発な交流が続いた。韓国の次世代産業を牽引する注目スタートアップと、日本市場のプレイヤーをつなぐ貴重な機会となった本イベント。今後の連携や実際の出資・協業につながる展開が期待される。