KDB NextONE Global Roadshow in Japanプログラムでは、東京・虎ノ門に位置するイノベーション拠点、CIC Tokyoのオフィスツアーも行われた。
CIC Tokyoは、グローバルなスタートアップ支援を目的として設立された施設で、虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15・16階に広がるオープンな空間には、日本企業だけでなく、韓国をはじめとする海外企業や研究機関も多く入居している。大学や行政、投資家との連携も活発で、まさにイノベーションのハブとしての役割を担っている。
韓国スタートアップの参加者たちは、CICスタッフの案内のもと、共有オフィスや会議スペース、イベントホール、コワーキングエリアなど、入居企業が日々利用しているさまざまな施設を見学した。

CICが力を注ぐスタートアップ間の交流促進や、国籍や業種を問わず協業を生み出すための環境づくりには関心を示す声が多く聞かれた。
ツアー後の質疑応答では、入居企業の事業分野や、大学・自治体との具体的な連携事例、CICが提供している支援プログラムやネットワーキングイベントの内容など、実務的な質問が多く寄せられた。特に「どのようにCICのネットワークを活かして日本企業とつながることができるのか」という点には、多くの関心が集まった。

CICには現在、韓国スタートアップを対象とした支援拠点「Kスタートアップセンター」が入居しており、日本市場進出を目指す企業に対して、多角的なサポートを行っている。

実際に入居する様々な企業の事例紹介も交えながら、CICが担う役割や、今後の取り組みについても説明が行われた。
CIC担当者からは、「日本でのビジネス拠点を探している韓国スタートアップの皆さまを、積極的にCICコミュニティへお迎えしたい」と、韓国企業との連携をさらに強化していく姿が感じられた。
ツアーを通じて、参加者たちはCICが単なる共有オフィスやコワーキングスペースに留まらない、異業種・異文化が交わる「交流の場」であることを実感していた。
今後の日本進出におけるビジネスでのパートナー選定や法人設置へのヒントを得る貴重な機会となった。

CIC Japan
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CIC Japanは、2020年10月にアジア初の拠点としてCIC Tokyoを開設し、2025年4月にはCIC Fukuokaを開設しました。
施設内のコワーキングスペースは24時間365日利用可能で、日本語・英語に対応しております。その他にも専門性の高いスタートアップ支援プログラムや多彩なイベントを通じて、イノベーションを創出・加速するプラットフォームを運営しています。
特に、専門知識を持つスタッフによる支援プログラムは国内外でも際立っており、多くのスタートアップの成長を力強く後押ししています。日本においては、グローバルネットワークの拡充、ディープテック支援、ダイバーシティ推進に注力し、日本と世界をつなぐ架け橋となることを目指しています。さらに、2026年春には大阪・中之島の「Nakanoshima Qross」にライフサイエンス特化型キャンパス開設を予定しています。
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