ファッションテックスタートアップFaddit(ファディット、チェ・ソンラク代表)が、エクセルと紙文書に依存していた既存のファッション製造工程をウェブベースに転換する「作業指示書・パターン統合DX(デジタル転換)ソリューション」を正式に公開した。

ファッション製造現場では作業指示書とパターンがそれぞれエクセル、紙類、個別ファイルなどに分散管理されていることから、生産過程で修正、納期の遅延、コミュニケーションエラーが頻繁に発生しており、特に海外バイヤーと工場間の協業過程でこうした非効率は構造的な問題と指摘されてきた。

Fadditは、製造現場の効率性向上のため、作業指示書とパターンをウェブ上で一つの基準データに統合管理できるシステムを搭載した。デザイナーはウェブ上で作業指示書を生成。デジタルパターンと連動でき、生産工場は同じ情報画面に基づいて修正履歴と変更を確認し、すぐに生産に適用することができる。

このソリューションは、作業指示内容とパターンデータが一緒に管理され、変更履歴の追跡が可能。情報の欠落による生産エラーが減らせるよう設計された。また、Gerber、YUKAなど既存のCADシステムとの連動をサポートし、多言語環境でも同じ基準データで協業が可能なように設計されていることから、海外バイヤーとグローバル生産工場間のコミュニケーションにも活用できる。

Fadditの関係者は「これまで、ファッションの製造現場は非定型的な情報伝達で多くのコストと時間を浪費してきた」とし、「Fadditが作業指示書とパターンを一つのデジタル言語に統合したことから、グローバルバイヤーと工場は同じ基準で協業できる環境を作ることに集中できるようになった。サービスの高度化により、ファッション製造現場の構造的な非効率が解消されるだろう」と話した。

Fadditはこのソリューションを単純な文書管理やパターン変換のツールではなく、デザインと生産をつなぐ「デジタル生産コミュニケーションハブ」に発展させる計画だ。

<写真提供:Faddit>

原文:https://besuccess.com/?p=180072