CUは、韓国内の最低価格で利用できる業界初の「日本への半額宅配」サービスを、今月3日にスタートした。

CUが今回開始した日本への半額宅配サービスは、韓国の物流スタートアップとタッグを組み、価格競争力を確保。毎年増加している日本向けの逆直接購買の需要をコンビニエンスストアに取り込む戦略だ。

最近、Kビューティー、Kファッションなど、韓国製品が外国人、特に日本の消費者から大きな支持を受け、逆直接購買市場も併せて大きくなっている。実際、関税庁によると、今年1~8月までの逆直接購買の件数は過去最大の計6100万件余りを記録。そのうち、約55%の3370万件余りが日本であることが分かった。

これにCUは、オフライン店舗でいつでも日本全域に良心的な価格で発送できる「日本への半額宅配サービス」を業界で初めて開始した。一般の宅配と同様、CU店舗の宅配設備を介して現場で直接受付が可能で、自宅宅配アプリケーション(アプリ)のCUPOSTで事前予約もできる。

「CU日本半額宅配」サービスの運賃は500g以下が1万4000ウォン(約1,490円)、2キロ以下が1万7700ウォン(約1,890円)、5キロ以下が2万5500ウォン(約2,700円)、10キロ以下が3万7700ウォン(約4,000円)、20キロ以下が6万6600ウォン(約7,100円)と、韓国内の最低水準で、同一の海外配送サービス(2キロ以下の運賃基準)より最大で約83%安い。

CUがこれほどまでに安価で海外宅配サービスを運営できるようになった背景には、物流スタートアップSTLとの協業が関係している。両社の独自の宣伝とマーケティングで不要なコストを削減すると同時に、マージンは最小化し、顧客に最大の恩恵を提供することに焦点を当てたのだ。

CUは「日本半額宅配サービス」の開始記念として、11月末まで割引イベントを展開している。500g以下の物品に対して、通常価格の1万4000ウォン(約1,400円)から9900ウォン(約1,050円)に、超特価割引を実施する。

パク・ジョンソンBGFリテール顧客体験(CX)本部長は「コンビニはKフード中心の商品輸出が一般的だったが、今回の「日本半額宅配サービス」により、Kコンビニのサービスまで海外進出を果たし、これは大きな意味がある」とし、「今後も韓国と海外利用者をつなぐ差別化したライフスタイルプラットフォームとして、その役割をさらに広げていく」と話した。

原文:https://m.etnews.com/20251029000046