AI(人工知能)を活用したリテールソリューションを運営するDeeping Source(ディーピングソース)は10日、日本の通信会社KDDIの企業ベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund 3号」から戦略的投資を受けたと発表した。

2018年に設立されたDeeping Sourceは、顧客の行動や店舗の状況をAIで分析し、効率的な店舗運営と販売促進を支援する「店舗向けケアリングソリューション」を開発している。店舗運営の過程で発生する様々な問題を迅速に処理し、顧客に最適なショッピング体験を提供することを目指している。

同社の「PlusInsight(プラスインサイト)」は、顧客の動線や関心、商品との相互作用を分析し、そのデータを活用して、△店舗レイアウトの最適化、△在庫管理、△顧客サービス改善のための提案を行うサービスだ。

これまで、CUを展開するBGFretail(BGFリテール{117,800ウォン▼1,000 -0.84%})やLOTTEWORLD(ロッテワールド)など大手企業と提携し、技術力を実証してきた。実店舗への導入により、平均30%の売上増を実現している。

KDDIは2012年からOpen Innovation Fundを運用しながら、AIやディープテック分野で有望なスタートアップに投資を行っている。これを通じて、同社の成長を牽引する新たな事業を発掘することが目標だ。なお、3号ファンドは、2019年に行われたDeeping SourceのシリーズAラウンドにおいてもリード投資家として参加している。

Deeping Sourceは、今回のKDDIからの追加投資を通じて、日本市場への進出とグローバル展開を一層加速させる方針だ。KDDIが持つネットワークとビジネス専門性を活用して、日本の小売業界における顧客体験の向上と店舗運営の効率化を目指す。

Deeping Sourceのキム・テフン代表は、「日本を代表する企業から投資を受けたことで、日本の小売業界のデジタル転換を加速させ、アジア全体への市場拡大につなげたい。」と話した。

また、KDDI Open Innovation Fund 3号の運営会社であるGlobal Brain(グローバルブレイン)のホン・ジュピョパートナーは、「オフライン小売業界におけるDeeping SourceのエージェンティックAI技術は、業界の長年の課題を解決できるソリューションだ。」とし、「グローバル展開に向けて、今後も戦略的支援を行っていく。」と述べた。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025061014184832191

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https://www.innoforest.co.kr/company/CP00000221