済州(チェジュ)創造経済革新センター(以下、済州センター)が韓国内の有望企業の日本及びシンガポール市場進出を支援する「オープンアイランド:Market Explorer」 プログラムの参加企業を募集する。

「オープンアイランド」は、済州センターのグローバルオープンイノベーション統合ブランドで、「世界とつながる開かれた済州起業エコシステムとグローバル革新が集まり流れるプラットフォーム、JEJU」を象徴している。今回、参加企業を募集する「オープンアイランド:Market Explorer」は、このブランドの下で行われるグローバル販路開拓型プログラムだ。

このプログラムは、食品、美容、バイオなど、特化技術と製品を有する韓国企業が海外進出の基盤を固めることができるよう設計された。特に日本とシンガポール市場を中心にグローバル流通企業とのミートアップ及び共同事業化の機会を提供する予定だ。

プログラムは「Link-upトラック」と「Build-upトラック」の2つの形態で運営される。「Link-upトラック」は日本を代表するドラッグストアの流通実務陣とのミートアップ及びサンプルテストを中心に運営され、全国の食品、美容、製薬分野の企業を募集する。

「Build-upトラック」はシンガポールのグローバル企業コカンド(KOKANDO)との1:1の協業の機会を提供し、済州島内の資源を活用して製品化を試みる済州素材ビューティー企業が支援対象だ。KOKANDOは145年の伝統を持つ日本の製薬・健康食品ブランドで、アジア市場で活発なグローバルビジネスを展開している。

済州センターは参加企業の募集とともに、6月19日には済州市トンムンノW360で「グローバル進出戦略セミナー」を開催する。セミナーでは、グローバル市場進出戦略をテーマとした講演をはじめ、ミートアップ事前マッチングや参加企業対象の専門家メンタリングを行う。企業の実質的な海外進出力の強化に役立ちそうだ。

済州センターは、今回のグローバル開放型イノベーション(オープンイノベーション)プログラムを通じて韓国企業の海外進出基盤を設け、海外の需要先やパートナーとの戦略的協業を継続的に強化し、地域基盤企業のスケールアップを積極的に支援する計画だ。

このプログラムはグローバル農食品サプライチェーン人工知能(AI)企業Tridge(トゥリッジ)との協力で運営される。Tridgeは済州のフードテックを育成するために自社のサプライチェーンAIを融合させる「データAIベースの輸出支援体系」モデルを構築し、グローバル市場データ及び需要先マッチング力に基づいて全般的な事業運営を支援している。

原文:https://platum.kr/archives/262499