NAVER・Kakaoから選ばれた「物流自動化」のスタートアップが米国市場に進出
NAVER・Kakaoから選ばれた「物流自動化」のスタートアップが米国市場に進出
物流センターの出入庫自動化ロボットのスタートアップFloatic(フローティック)が、米国東部現地での資金調達及び進出プログラムに選定されたと24日明らかにした。中小ベンチャー企業部が支援する「超格差スタートアップ1000+」プロジェクトの一環だ。
Floaticは、NAVER LABS Robotics(ネイバーラボ ロボティクス)の出身者が2021年6月に起業した。NAVER D2SFとKakaoVentures(カカオベンチャーズ)から初期投資を受け、1年後にはNAVER D2SFの追加投資とともに、BEHIGH INVESTMENT(ビーハイ インベストメント)、現代自動車グループ ZER01NE(ゼロワン)、KDB産業銀行、IBK企業銀行からも投資を受け、成長の基盤を築いた。
Floaticは、Eコマース物流センターにおける出入庫のための自動運転ロボットと制御プラットフォームを提供する。通常の手作業に比べて作業効率が約3倍向上し、作業者の不必要な移動時間も70%以上削減できるという。
特に、独自に開発した倉庫管理システム(WMS)と統合可能なロボット制御プラットフォームは、多様な環境の各物流センターが必要とするカスタマイズ型のソリューションを、追加のインフラ構築なしに導入できるのが強みだ。
米東部の資金調達および進出プログラムは、「超格差スタートアップ企業」のうち、技術力に優れ、海外進出の可能性と事業拡張性が高い企業を選定し、北米市場への進出を多角的に支援する。Floaticを含む10社が最終選定された。
これらの企業は、今年9月に米国ニューヨークでAmazon(アマゾン)、BOSCH(ボッシュ)、A16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)などのグローバル投資会社との投資相談やネットワーキング、IRプレゼンテーションなどの機会を得る。また、Google、Intel、HPなどのビッグテックとも協議しながら現地市場の需要を把握し、協業の可能性も模索することができる。
Floaticのイ・チャン代表は、「多くの韓国内外の物流会社が人材不足、コスト削減、非効率性などの問題で自動化を導入しようと試みている」とし「今回のプログラムを通じて、技術力を海外投資家に紹介し、これに対する反応と需要を確認したい」と述べた。
トップ画像:物流センター内で運用されているFloaticロボット
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023072411133957662
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