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MetaCamp、韓国高等職業教育学会・米国WIT大学とthereで、世界初のメタバース授業開始

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MetaCamp、韓国高等職業教育学会・米国WIT大学とthereで、世界初のメタバース授業開始

メタバースプラットフォーム開発運営企業MetaCamp(メタキャンプ、代表ソン・ヨンイル)は、韓国高等職業教育学会、米国WIT大学(Western Iowa Community College)と共に自社のメタバースプラットフォーム「there(ゼア)」で、韓国内専門学校の学生を対象に「シチュエーション英語会話(Situational English Coversation)」の授業を試験的に運営することを14日明らかにした。米国の大学教授が韓国の大学生を対象にメタバースプラットフォームを活用してリアルタイムのオンライン授業を行うのは今回が初めてである。

「シチュエーション英会話」の授業は、米国WIT大学のMatt Peabody教授(英語教育学)がメタバースプラットフォーム「there」に開設した教室で、同時アクセスした韓国の学生にリアルタイムで状況別英会話を教える方式で行われている。7月10日に初授業を開始し、8月18日まで6週間、全18回で運営される。成績優秀な学生には、米国WIT大学から修了証が授与される予定だ。また、今回のテスト授業の成果をもとに、非教科正規授業のローンチを推進することにした。

thereのメタバース授業の既存のオンライン授業と異なる強みは、実感型コンテンツにある。空港やレストラン、ホテルなど様々な状況をメタバース教室に臨場感あふれるコンテンツとして実装し、学生が実際の現場にいるかのように没入感を持って英会話実習を行うことができる。また、2~3人ずつチームを組み、アバターでロールプレイをしたり、ディスカッションやゲームなどの活動を通じて、英語に自然に親しむことができる。

この他にも、従来の文法式教育の代わりに繰り返しと模倣を通じて発音と語彙の訓練をする「Audio-Lingual Method(ALM)」、身体の動きとジェスチャーで新しい語彙を身につける「Total Physical Response(TPR)」など、メタバース授業の効果を最大にする様々な学習方法が活用される予定だ。

今回のテスト授業は、教育部が主管し、韓国専門大学教育協議会が主催する「2023年専門大学グローバル現場学習」参加学生が米国現地インターンシップ前に英会話能力を高める目的で開設された。事前申込を経て、東岡(トンガン)大学、白石(ペクソク)文化大学、春海(チュンヘ)保健大学、京福(キョンボク)大学など4大学23人の学生が授業に参加する。

MetaCampのソン・ヨンイル代表は「米国には当社の専門学校のようなコミュニティカレッジが1,500以上ある。コロナウイルスの時代を経て、安定的な非対面授業のニーズが高くなった一方、関連プラットフォームは不足しているのが現実」とし、「メタバースプラットフォーム「there」は、すでに韓国国内64の専門学校が20万時間以上の授業を行うほどメタバース授業に最適化されている。今後、米国のWIT大学を皮切りに、時空の障壁なしに授業を行い、自由に交流するグローバルなメタバース教育プラットフォームとして発展していく」と述べた。

一方、MetaCampは2021年に世界初のメタバース共有大学「Metaversity(メタバーシティ)」を開発・運営している。韓国高等職業教育学会、AmazonWebService(アマゾンウェブサービス、AWS)と専門大学MetaverseConsortium(メタバースコンソーシアム)を構成し、韓国国内64の専門大学25万人余りの学生がMetaversityで非対面授業やサークル活動などを行っている。現在までにMetaversityで行われた授業の累積時数は20万時間を超える。



<写真提供:MetaCamp(メタキャンプ)>

原文:https://mirakle.mk.co.kr/view.php?year=2023&no=535458

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