「自宅でペットの遺伝病を事前診断」…Pitter PetterがTIPSに選定

TIPSプログラムは有望な技術を持つ起業チームを重点的に育成する「民間投資主導型の技術起業支援」プログラムだ。運営会社が企業を選別・投資し、その後推薦を行う。それに伴い、政府は研究開発(R&D)や起業事業化などため、最大７億ウォン（約7,700万円）の支援を行う。

2020年6月に設立されたPitter Petterは、ペットの遺伝子検査をもとに、カスタマイズされた健康管理ガイドを提供するペットヘルスケアスタートアップであり、今月プレシリーズAラウンドで資金を調達している。

Pitter PetterのTIPS選定はMYSC（エムワイソーシャルカンパニー）が推進した。既存の問題を解決する新しい検査法と、代替技術がないという特殊性、ペット産業での事業性などで、高い評価を得た。今回のTIPS選定を通じて、ペットの健康管理に役立つ新しい検査ソリューションの開発と事業の高度化に集中する計画だ。Pitter Petterが運営しているペットの健康管理のための遺伝子検査サービスが、「catering（キャタリング）」と「dogma（ドグマ）」だ。

ソウル大学出身の研究者と獣医が開発した非対面ホームケアサービスで、飼い主はオンラインでキットを購入して自宅で簡単にペットの遺伝子を採取して検査することができる。検査を通じて、生まれつきの遺伝病の発生リスクと健康管理ガイドを含む結果レポートを提供している。

一度に複数の遺伝病検査が可能で、他の検査機関に比べて最大94％のコスト削減効果が期待できる。Pitter Petterのパク・ジュノ代表は、「今回選ばれたTIPSプログラムを通じて、新規サービスの研究開発および事業化を推進し、ペットの遺伝子データを活用してサービスを高度化する。」と述べた。

トップ画像：ペットテックスタートアップのPitter Petter（ピッターペッター）が、中小ベンチャー企業部のTIPS（ティップス）プログラムに最終選定されたと25日明らかにした。

原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023072509485359358