インタビュー

一人で法的解決が難しくても、怒った人たちと共に解決することができる。共同訴訟プラットフォーム「怒った人たち(화난사람들)」チェ・チョロン代表

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 デジタル性的暴行の加害者厳罰リレー嘆願、テレグラムn番の部屋被害者法律サポート共同プロモーション、ライム事態対応専門家のガイド提供、ロナウドノーショー事件損害賠償請求集団訴訟、城南保育園性的暴行事件、人権委の調査要求陳情人募集キャンペーン、DAIJINベッドのラドン検出損害賠償請求、BMW車の火災事故集団訴訟、華城連続殺人事件の被疑者イ・チュンジェ身元公開請願、大韓航空のマイレージ特典変更公正取引委員会の告発、最高裁判所量刑委員会伝達のためのデジタル性犯罪量刑基準調査、クラウドファンディングプラットフォームwadiz規約公正取引委員会申告など、連日飛び交う大衆を憤慨させる事件の中に「怒った人たち(화난사람들)」がある。

共同訴訟プラットフォーム「怒った人たち」は、単に法律サービスを提供し、一人ひとりの腹立たしい出来事や、納得できない出来事、イライラしたことだけを解決するところではない。誰でも簡単で手軽に、法に基づいて、自分の権利を実現できる世界を作る入口である。集団で権利追及を叶えるスタートアップ「怒った人たち」のチェ・チョロン代表にbeSUCCESS の女性創業者インタビューシリーズ「Formidable Female Founder」を通じて会ってみた。


Q. 「怒った人たち」はどのようなサービスですか?

「怒った人たち」は、共同訴訟を容易にすることができるプラットフォームであり、誰でも簡単に気軽に、そして安価に法に基づいて問題を解決し、権利を実現する世界を作ります。

人々は、体調が優れないとき、医者や薬剤師のところへ行くことに対して負担を感じていませんが、法的な問題が生じて弁護士を訪ねることには負担を感じています。体調が悪いとき、まずは近くにあるクリニックや薬局を気軽に訪れるように、発生した問題を法で解決するときに訪れることのできるプラットフォームを作りたかったのです。


Q.「怒った人たち」を始めたきっかけは何ですか?

司法試験の勉強をしていたときから、裁判所での経験は必ずしてみたいと思っていました。しかし、ロースクール制度ができた後、司法研修院を修了しても、すぐに裁判官になることはできず、裁判研究員として裁判所で勤務することになりました。裁判研究員は、裁判所に所属して裁判に関する支援業務をします。事件を調査し、報告書も書いて、裁判にも出席し、判決文草稿を作成することもあります。

司法研修院修了後、ソウル高等法院で2年間、裁判研究員として働きながら両者が激しく争う事案では、正しい判断をしなければならないという責任感に悩まされていました。裁判は基本的に、過去、既に発生した事件について深く考察して結論を出すことです。それ自体とても意味のあることですが、過去よりも未来に集中できることをしたかったのです。

裁判所で働きながら「法は平等だが、その法をいかにうまく利用する能力があるか」によって、不平等な結果がもたらされるという問題意識を感じており、創業を通じて、この問題を解決したいと思っていました。

Q.共同訴訟プラットフォームについて説明してください。

比較的少額の被害を受けた多数の被害者が発生したとき、この方たちが法に基づいて問題を解決することは容易でありません。被害者の立場では、法の通りに権利を実現するための費用が、それによって得ることができる利益よりも大きい場合が多く、弁護士は、多数の被害者のための訴訟を行うことが難しいためです。

法律問題を一人で解決することが難しければ協力して解決することができます。 「怒った人たち」は、このように多数の被害者がいる事件で、被害者がプラットフォームを介して一緒に弁護士を選任し、必要な情報や証拠資料等を入力することにより、一人で行うよりも、はるかに低コストで簡単に法律サービスを利用できるようにします。また、弁護士に事務を自動化する管理ツールを提供することで、単純な事務にかける時間とコストを削減します。法律サービスの需要者と供給者の両方に必要な便益をもたらすことで、これまで表面化していなかった法律市場の需要と供給を繋げるのです。

今までは、弁護士が直接共同対応するに値する法的問題を提起し「怒った人たち」を介して参加者を集める形式でした。 4月のホームページの中間改編以降、一般の利用者が情報提供・申告する問題に弁護士が専門家の意見をつけた上で法律対応の方法を知らせ、プロジェクトを開いて、他の被害者も集めることができるようになっています。動物虐待とスポンサー対象詐欺の疑いのある獣医学生ユーチューバー「カプス牧場(갑수목장)」を対象とした共同訴訟が、情報提供によって始まった事例です。

日常で納得のいかないことがあった方は、「怒った人たち」に情報提供・申告をしてください。「怒った人たち」と一緒に、弁護士たちと法に基づいた問題解決方法を見つけることができます。


Q. 「怒った人たち」は怒っている人と弁護士の両方のためのプラットフォームなんですね。

「怒った人たち」は双方にとって好都合な仲介サービスです。過去、法律市場は弁護士が中心でした。しかし、過去10年間で弁護士の数は2倍以上に増え、今でも毎年1500人の新規の弁護士が排出されています。これからは、だんだんと需要者中心に変わっていきます。 「怒った人たち」は、事件を中心に需要者が集まることができるサービスであるため、変化していく法律市場で十分に競争力があると思います。

 

Q. 「怒った人たち」を一緒に作っている方は、どんな方たちですか?

私を除いた、私たちのチームメンバーは、開発者、デザイナー、マーケティングで、法律関連の仕事経験はありません。ですが「怒った人たち」でチームとして活動する中で、今や、何かニュースがあれば「こういうのは損害賠償訴訟したほうがいいのではないか」、「不公正約款だから公取委に申告しなければならないだろうか」など、積極的にアイデアを出します。非法律家である私たちのメンバーが今や問題に直面すると、自然と法的解決を考えているのを見ると胸がいっぱいになります。 「怒った人たち」はうまく成長していけば、多くの人が私たちのようにリーガルマインドを持つことができるものと期待されます。

 

Q.創業家として生きていくということは何だと思いますか?

脳のフル稼働(?)ではないかと思います。私と私がするビジネスを同一視してみると、創業家は、仕事に対する考えを止めることは難しいです。このように、脳をフル稼働状態で生きていくことは大変ですが、自分自身が考えたことを実現し、そのことが世界に少しでも影響を与え、世界を変えていくのを目撃することは、本当に素晴らしい経験です。初めて経験することがあまりにも多いため、混乱に陥る時が多いですが、一つずつ克服するたびに成長しているのだと信じて走っています。

 

Q.創業を準備している方へどのようなアドバイスをしたいですか?

サービスを企画して最初にしたことが「怒った人たち」の法人を設立することでした。ところが、法人設立は遅くすればするほど有利な点が多いと後から気づいたのです。法人を設立する前に、創業教育を受けていたら、今よりも試行錯誤が少なかっただろうと思います。

 

Q.創業に役立つ情報はどこで得ましたか?

時間ができるたびに、K-startupサイトを見ていました。大抵の支援事業のお知らせはここにアップされるようです。しかし、一度、国で支援しているコンサルティングプログラムに参加しましたが、形式的で、実質的な支援を受けることは難しかったです。良いプログラムがたくさんあるので、うまく管理をして、支援目的通りに運営されればと思います。

 

Q.私たちの媒体名はbeSUCCESS です。代表が考える成功とは何ですか?

寝るときに後悔のない一日だったと思えたら、「成功」だと思います。


「怒った人たち」は公式ウェブサイトだけでなく、SNSでもお客様とのコミュニケーションをしています。
「怒った人たち」公式ウェブサイト : https://www.angrypeople.co.kr/
「怒った人たち」 Facebook: https://www.facebook.com/angrypeople.co.kr
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「怒った人たち」 公式ブログ: https://blog.naver.com/angrypeople_co


原文:혼자 법대로 해결하기 어렵다면 화난사람들과 함께 법대로 해결할 수 있다. 공동소송 플랫폼 ‘화난사람들’ 최초롱 대표 - beSUCCESS

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記事を書いた人
beSUCCESS

beSUCCESS is a professional media company with a particular focus on startups and tech industry | beSUCCESSは、韓国内企業の海外進出を支援するメディア会社としてシリコンバレーを含む全世界テックトレンドとスタートアップニュース、起業家精神など韓国内スタートアップのインサイト拡大のために必要な海外発信情報を直説的、間接的に提供するだけではなく、韓国のスタートアップエコシステムとリリース情報などの主要ニュースを英文で世界各国に提供し、韓国スタートアップのグローバル成功を支援する「つながり」の役割をしています。

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