【そのとき投資】featuring、スマートなマーケティング方法とは?
【そのとき投資】featuring、スマートなマーケティング方法とは?
Capstone Partners(キャプストーンパートナーズ)パク・ジェソン審査役
@そのとき投資(私はその時、投資することを決めました)では、現役の投資家がなぜこのスタートアップに投資したのかを共有します。
すべての産業がそうであるように、広告市場も絶えず変化している。以前は新聞、バスの外装などオフラインの屋外広告が大衆の注目を集める主なマーケティングチャネルであったが、最近はデジタル広告を抜きにしてマーケティングを語ることができないほど、広告市場のデジタル・トランスフォーメーションも加速している。Youtube、Instagram、FacebookなどのSNSチャネルの登場で広告市場の非常に多くの部分がオンライン化されたが、一方では「信無フェ」(信じないFacebook)という新語が生まれるほど、消費者は無条件に集中されるターゲットマーケティングに対する不信感と疲労感を感じている。
ここに新たな突破口として定着しだしたのがSNSインフルエンサーマーケティング市場だ。インフルエンサーが広告したいものを着用した写真や動画をアップロードすることで、フォロワーに自然にブランドを紹介し、目に入れさせるマーケティング方式で、これによるブランドの認知度上昇が自然に購入につながり、現在ではデジタル広告市場の15%以上を占めるほど効率的なマーケティングチャネルとして定着している。最近投資を行ったfeaturing(フィーチャーリング)は、このようなマーケティングを広告主とインフルエンサーがこの市場に最も効率的にアクセスできるようサポートする技術とサービスを開発している企業である。
featuring チャン・ジフン代表 /Asan Nanum Foundation(アサンナヌム財団)
マーケティングインフルエンサーの検索から分析、契約、成果分析まで
featuringは、広告主が一緒に仕事をしたい、自分たちの製品やサービスを最もよく代表してくれそうなインフルエンサーを検索、分析、そして直接コンタクトして契約書に押印する一連の業務過程を自動化してくれるfeaturingというサービスを運営している。以前は広告主がインフルエンサーがアップロードした文章、写真や動画の印象など定性的な部分でインフルエンサーを選定していたが、featuringはこの部分を定量的に分析してくれるのがサービスの最大の差別化ポイントである。『フォロワー購入』など人為的な手段を通じて大きくした影響力をフィルタリングしてくれるだけでなく、フォロー対フォロワー数、フォロワーの反応などを定量化してインフルエンサーの実影響力を測定し、広告主と最もFitするインフルエンサーをマッチングしてくれる。
実のところ、これまでなかった市場が新たにできたわけではない。今も昔も芸能人がテレビや自身のYoutubeチャンネルを通じて広告をしており、過去10年間MCN(Multi Channel Network)という新しい形の企業が生まれ、メガインフルエンサー/クリエイターの企業化もすでにかなり進んでいる。しかし、この市場はすでに過飽和状態であるだけでなく、芸能人/メガインフルエンサーの実際のメディア露出度及び影響力の純度に対して高い広告費を要求されており、広告主が大きな収益性を期待するのは難しいチャネルへと変化している。
featuringサービス /featuring
フォロワー5万人以下のマイクロインフルエンサーをターゲット
featuringがターゲットにしている最も主要なインフルエンサーのカテゴリーは、約5万人以下のフォロワーを保有しているMicro Influencer(マイクロインフルエンサー)だ。自身の影響力をさらに高めたいマイクロインフルエンサーのニーズと、まだ少ない数のフォロワーにもっと身近で親密に拒否感なくアプローチできるというメリットを最大化することで、デジタル広告市場でのポジショニングを広げており、芸能人/メガインフルエンサーに比べて高い購買転換率がこれを証明している。これらの成功事例をもとに、featuringは継続的にInfluencer-Brand Fitエンジンを高度化させており、より多くのインフルエンサーなどをオンボーディングさせることで、エンジンを高度化させるデータをOrganicに確保している。
5年後には別のSNSチャンネル、新しい方向性を持ったインフルエンサー、そして彼らが作っていくデジタル広告市場が開かれるだろう。昨日も、今も急速に変化しているデジタル広告市場の1プレーヤーとして、常に機敏に動き、市場のトレンドをリードできるスマートなマーケティング企業に生まれ変わっていくことを期待している。
朝鮮日報のニュースレター、「ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)」です。
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