核融合発電スタートアップのEternaFusion(イターナフュージョン)が、23億ウォン(約2.4億円)規模のシード段階の資金調達をした。CompanyK、Bluepoint Partners、ソウル大学技術持株会社が参加しており、投資社別の金額および企業価値は非公開となっている。調達資金は、独自開発中の電流駆動技術「トカマク・インジェクション(Tokamak Injection)」の概念実証と初期コア技術の検証に充てられる。

EternaFusionが解決を目指す課題は、核融合の連続運転だ。核融合は、太陽がエネルギーを生み出す原理を地上で再現し、炭素排出なしに大容量の電力を生産する技術だが、既存の方式では商用発電所のような24時間連続稼働が難しいという限界がある。トカマク・インジェクションは、プラズマ電流を外部から持続的に供給することでトカマク内部の電流を安定的に維持する技術であり、同社はこれを小型化に有利な球状トカマク装置に適用し、24時間稼働するコンパクトモジュール型核融合炉「COSMOS」を開発する計画だ。

創業チームはソウル大学のVEST実験室出身だ。2011年から球状トカマク方式の核融合実験装置VESTを自社開発・運用し、実験データを蓄積してきた。同社は、科学技術情報通信部・科学技術事業化振興院のディープサイエンス創業活性化支援事業を通じて、2024年から育成されてきた。

核融合産業は、国家主導の大型研究から民間スタートアップによる競争へと重心が移りつつある。海外ではCommonwealth Fusion Systems(CFS)やHelion Energyなどが数兆ウォン規模の投資を調達しており、韓国内でも科学技術情報通信部が民間主導による核融合商用化エコシステムの形成政策を推進している。

Bluepoint Partnersの首席審査役であるミン・ナムギは「核融合発電は短期的な市場性よりも、長期的な技術主権とエネルギー安全保障の観点からアプローチすべき代表的なディープサイエンス分野だ」とした上で、「EternaFusionは韓国内唯一の球状トカマク実験経験を基盤に、商用核融合発電の核心課題である連続運転問題に正面から取り組んでいるチームであるという点が、投資の決め手となった」と述べた。EternaFusionのキム・テギョン代表は「今回の投資を基盤に、グローバル競争力確保に向けたコア技術を早期に実証し、2030年代の核融合エネルギー商用化という目標に向けて開発のスピードを上げていく」と語った。

原文:https://platum.kr/archives/290428