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注目分野の韓国スタートアップ4社|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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注目分野:2022年4月資金調達動向

FASSTO:物流・配送

800億ウォン規模の資金調達、第2物流センター稼働で成長加速

AI物流プラットフォーム企業FASSTO(ファスト)が800億ウォン(約83億7,700万円)規模のシリーズC資金を調達した。FASSTOは自社が構築した人工知能(AI)・ビッグデータベースのフレキシブル生産システム(FMS)と、物流センター制御システム(WCS)を提供し、スマート物流センターの1等級認証を受けた物流企業だ。昨年1.3万坪規模の物流センターをオープンし、下半期の売上は上半期比2倍に増加。今年3月には累計会員数1万人を突破した。今年5月、第2物流センターをオープン。今後、さらなる成長を目指す。

 

◇投資誘致現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.04

800億ウォン

シリーズC

VIGパートナーズ、ハナベンチャーズ、SK D&D、新韓ベンチャー投資、KDB産業銀行

2021.04

非公開

シリーズB

KDB産業銀行、SK D&D

2020

非公開

シリーズA

NAVER(ネイバー)、未来アセット金融グループ、新韓ベンチャー投資

出典:スタートアップレシピ

 

ISKRA:ブロックチェーン

420億ウォンの資金調達、「Web3ゲーム」のプラットフォーム開発中

ブロックチェーンゲーム開発会社ISKRA(イスクラ)が420億ウォン(43億9,600万円)のシード資金を調達した。今後、ゲームと金融が融合した「Web3ゲーム」のエコシステム中心のゲームプラットフォームを発表する計画だ。多様なジャンルのP2Eゲーム(ブロックチェーン技術などにより、遊びながら金を稼ぐことができるゲーム)の展開を準備している。今年中にNFT(非代替性トークン)販売などのサービスを始める計画もある。

 

◇投資誘致現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.04

420億ウォン

シード

Krust(クラスト)、WEMADE(ウィーメイド)、NHN BIGFOOT(NHNビッグフット)、NeoWiz(ネオウィズ)、META BORA(メタボラ)、Kakao Ventures(カカオベンチャーズ)、Fast Ventures(ファストベンチャーズ)

出典:スタートアップレシピ

 

HOMES COMPANY:不動産/プロップテック

125億ウォンを調達、「Co-living」拡大へ

HOMES COMPANY(ホームズカンパニー)が125億ウォン(約13億1,000万円)を調達した。同社が確保した累積投資金225億ウォン(約23億5,400万円)は、生活空間の一部をシェアするサービス「Co-living(コリビング)」業界で最も高い額だ。HOMES COMPANYは2015年にMr. Holmes(ミスターホームズ)という社名で設立し、2020年にHOMES COMPANYに社名変更した。今後、新型コロナウイルスの流行によるライフスタイルの変化に対応したサービスや、30・40歳代、シニア1~2人世帯をターゲットに、様々な形態の住宅空間を提供していく計画だ。

 

◇投資誘致現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.04

125億ウォン

シリーズB

Woomi(ウミ)建設、新韓キャピタル、DA Value Investment(DAバリューインベストメント)、kun young(コンヨン)、Big Basin Capital(ビッグ・ベイシン・キャピタル)

2021.03

10億ウォン

プレシリーズB

ESインベスター、signite partners(シグナイトパートナーズ)

2019.01

50億ウォン

シリーズA

Woomi建設、新韓キャピタル、Kakao Ventures(カカオベンチャーズ)

出典:スタートアップレシピ

 

GGQ Company:ゲーム

110億ウォンの資金調達、グローバル進出を加速化へ

AIベースのゲームコーチングプラットフォームGGQ Company(ジージーキュー・カンパニー)が110億ウォン(約11億5,100万円)の投資金を調達した。GGQ Companyは2019年に設立。AIを活用してゲーマーにデータ収集やユーザー分析、カスタムトレーニングなど、パーソナライゼーションのコンテンツを提供している。今回の資金調達を通じて人材採用とグローバル進出を推進していく計画だ。

 

◇投資誘致現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.04

110億ウォン

シリーズA

Daol Investment(ダオール・インベストメント)、T Investment(ティー・インベストメント)、IBK企業銀行、新韓金融投資

2020.09

非公開

シード

SparkLabs(スパークラボ)

2020.05

13億ウォン

非公開

Sunbo Angel Partners(ソンボ・エンジェル・パートナーズ)、T Investment、BNK投資証券

出典:スタートアップレシピ


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単身世帯の住居環境を革新するスタートアップ|HOMES COMPANY イ・テヒョン代表|韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」

-HOMES COMPANY は何をしている会社でしょうか? イ代表 HOMES COMPANY は、単身世帯のための革新的な住宅サービスを提供する会社です。「より多くの人々がより良い家でより良い生活を送れるようにすること」をミッションに2015年11月に設立されました。 世界中で単身世帯は急速に増加しています。韓国も計2,000万世帯のうち約660万世帯が単身世帯で30%を超えており、持続的にそして、急速に増加しています。しかし、韓国は高い不動産価格により、3∼4人世帯のためのアパートは大企業建設会社中心に多様な商品が供給され、質的にも非常に高い水準ですが、単身世帯のための賃貸住宅は相対的に発展していません。ほとんどの単身世帯は駅周辺の低層建物の5-6坪程度のワンルームタイプに住んでおり、ほとんどのオーナーが企業ではなく個人であるため、管理室もなく、生活をする中で起きる様々な問題を入居者が直接解決しなければならないという劣悪な状況です。

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/media/KORIT編集部
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