イベントテック企業のonoffmix(オンオフミックス、代表ヤン・ジュンチョル)が、自社のAI通訳ソリューションを「OnStage AI」としてリニューアル発売した。

OnStage AIは、リアルタイム音声認識(STT)・翻訳・音声合成(TTS)を統合したライブAIソリューションだ。onoffmixは2024年2月に117言語に対応するAI通訳ソリューションを初めて発表して以降、対応言語を最大128言語まで拡大してきた。

今回のリニューアルでは、翻訳テキストを音声で提供するTTS機能を新たに追加し、聴覚アクセシビリティを向上させた。このソリューションは、専用の通訳ブースの設置やレシーバーのレンタル、通訳者の手配なしに、ノートパソコン環境で運用できる。イベント参加者は提供されるQRコードをスキャンすることで、モバイル端末から希望する言語のリアルタイム字幕または音声を選択して利用できる。

翻訳システムも高度化が図られた。従来の一定時間単位での音声収音方式を改善し、文章の意味が認識された時点で即座に翻訳が行われる構造に変更することで、体感速度を向上させた。LLMベースのGoogle翻訳エンジンを採用し、音声認識の精度を最大化するための発話辞書と、固有名詞処理のための用語集機能を新たに搭載した。TTS音声はMicrosoftとGoogleの音声エンジンを基盤に実装しており、自然な音声を提供する。映像中継チーム向けにはOBS専用の配信URLをサポートしており、放送環境に合わせて字幕連携やフォント、レイアウトを現場に応じて調整できるようにした。

onoffmixのAI通訳ソリューションはCOMEUP 2023、DMTS 2023スタートアップIRデー、オリョン観光フォーラム、リウム美術館イベントなどに試験導入された実績があり、正式発売後はKCR 2024、2024 ASIA CSCONなどへ導入先を拡大してきた。onoffmixは今回のリニューアルを機に、全国規模での地域別代理店の募集に乗り出す。

ヤン・ジュンチョルonoffmix代表は「韓国内イベント市場での運営ノウハウを基盤に、OnStage AIを発表できた」とし、「地域パートナーと協力しながら、国内外のイベント現場における言語の壁を下げるインフラとして定着できるよう努力する」と述べた。

なお、2010年に設立されたonoffmixは、累計会員150万人、利用者データ500万人規模を保有するイベントテック企業だ。Webベースのイベント開設・決済システムおよびイベントテックソリューションを提供しており、近年は地方自治体と連携した公共型クラウドファンディングサービスへと事業領域を拡張している。

原文:https://besuccess.com/?p=184908