実際の消費者を募集する代わりにAI(人工知能)で作った仮想の消費者に尋ねて市場調査を代行するintellicia(インテリシア)が、今年新設された「AIリーグ」で最優秀賞を受賞した。中小ベンチャー企業部は、9つの部処が共同で開催する創業競演大会「今年のK-スタートアップ」において、中企部が主管するAIリーグとイノベーション創業リーグの統合本選進出企業32社を9日に公開した。

インテリシアは、Dable(デーブル)を創業しヤノルジャに売却したペク・スングク代表が昨年2月に設立した会社だ。実際の人物のデータをもとに作った合成消費者にアンケートやインタビューを行わせるソリューション「TheSurvey.ai」を昨年5月に発表し、70社の企業と技術実証を終えている。優秀賞はAidALL(エイドオール)が受賞した。確率に基づくディープラーニングは誤作動の可能性や応答時間の保証、判断根拠の説明において限界があり、ロボットが働ける現場を広げにくいとみて、ルールベース方式を組み合わせてロボットや産業製造装置に搭載する安全レイヤーソフトウェアを開発する会社だ。

AIリーグには344社が申請し、10社が統合本選に進んだ。intelliciaとAidALLのほか、LINXAI、サーバーキット、TraceWeaveが奨励賞を受賞し、Quantum HiTech、InSkinlab、Planby Studio、Dobby Canvas、EXPAIが本選に進出した。

申請企業が出したアイテムは、コンテンツ・教育やバイオ・ヘルスケアのような特定分野に使われる特化型AIソリューションが175社(50.9%)で最も多かった。複数の分野に幅広く使われる汎用AIソリューションが106社(30.8%)、システムソフトウェアのようにAI開発・運営の基盤となるインフラが43社(12.5%)、ハードウェアとAIを組み合わせたフィジカルAIが20社(5.8%)だった。

イノベーション創業リーグには630社が申請した。全国17の創造経済革新センターが主管した地域予選で66社を選んだ後、総合予選を経て22社が統合本選に進んだ。最優秀賞はザ・エースカンパニーが受賞した。半導体製造現場で20年以上働いたキム・ソンス代表が2024年6月に設立した会社で、Waferが異常に揺れたりロボットアームがたわんだりする状況を、別途の製造装置設置なしに映像分析だけで監視するソフトウェアを作っている。

優秀賞は、外食業者が電話やメッセージ、写真で送る注文を自動で認識し、相場分析や見積もり、早朝配送まで処理するAIエージェント「Alpaca(アルパカ)」を運営するThe Onionが受賞した。奨励賞はLINSOL、Makemake、ORANDBIOが受賞した。

今年のK-スタートアップは、業歴3年以内の初期創業企業を対象としている。各部処別リーグを経て上がってきた130チームが、9月22日の統合本選キックオフ行事を皮切りに本選に入る。ここで選ばれた20社が「王中王戦」に進出し、受賞企業は最大5億ウォン(約5,734.7万円)の賞金と、初期創業パッケージなど後続支援事業選定時の優遇を受ける。

モク・スンファン中企部創業ベンチャー革新室長は「AIをはじめとする未来の新産業分野の革新と成長を導く主役は、新しい技術とアイデアに基づいて挑戦する創業企業だ」とし、「今年新設したAIリーグを通じて有望なAI創業企業を発掘できたことに意義がある」と述べた。

原文:https://platum.kr/archives/294285