OKESTRO(オケストロ)グループは28日、ソウル・三成洞のCOEXオーディトリアムで開催した記者懇談会「OPUS 2026」において、「OKESTRO 4.0」を発表した。
OKESTRO 4.0は、既存の3.0で構築したAIインフラフルスタックソフトウェアに、顧客の現場で蓄積した運用データを組み合わせ、ソリューションの企画・開発・検証から、サービス提供・技術サポートに至る全工程にAIを適用するという戦略だ。顧客が技術適用のタイミングとインフラ運用の方向性を自ら決定できるようにすることが目標であると、同社は説明した。
これを実現する柱は2つある。オントロジーベースの知識グラフ「SCORE」は、顧客環境のリソースやサービス、障害・変更履歴、ポリシーやコストなど散在する運用データを、関係性と文脈に基づいて接続する。データの出所と系譜を追跡し、AIが根拠を確認できる構造となっている。「OKESTRO GenDev」は、SCOREに蓄積された情報をもとに、必要な技術と対応策を生成・検証する仕組みだ。企画・分析・設計・開発・テスト・デプロイ・保守の全工程にAIを適用する。同社はGenDevを導入することで、従来のソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)と比較して全体の生産性が約10.6倍向上すると発表した。
OKESTROグループのAIインフラソフトウェアは、サーバー仮想化ソリューション「Contrabass」、クラウドネイティブ運用管理プラットフォーム「Viola」、マルチ・ハイブリッドクラウド統合管理プラットフォーム「OKESTRO CMP」、DevOpsソリューション「Trombone」、AI推論運用プラットフォーム「Concerto AI」、生成AIソリューション「Clarinet」、災害復旧ソリューション「Contrabass Legato DR」で構成される。同社はSCOREとGenDevをこれら製品群全体に適用し、4.0の体制へ再編する方針だ。インフラ運用を事後復旧中心から、異常の兆候を予測して先手を打つ方式へ転換することが狙いだと同社は説明している。
OKESTROグループのキム・ミンジュン議長は「AI時代の勝者は、最大のモデルを持つ企業ではなく、自社のデータを理解してインフラを制御し、ビジネス成果を最も速く生み出せる企業になるだろう」と述べた。
