P2ACH AI(ピッチエイアイ)が日本市場攻略のための動きを本格化させている。人工知能(AI)技術ベースのメディアソリューションを開発したこのスタートアップは、今年、日本で開催される主要展示会に相次いで参加し、現地マーケティングを強化すると、9日、明らかにした。

今月、東京で開かれたイベント「SusHi Tech Tokyo(スシテックトウキョウ)2025」に参加したP2ACH AIは、ブースでの宣伝活動とパネル発表を通じて自社のビジョンAI技術を紹介した。東京きらぼしフィナンシャルグループが協賛するこのイベントは、日本国内の革新技術企業が集まる場となり、同社はリテールメディアの分析ソリューションを披露し、現地で好評を博した。

P2ACH AIは6月と7月にも、幕張メッセで行われる「DSJ2025」と、INTEX OSAKAで開催される「2025 Retail Tech OSAKA」に日本のパートナー企業と共に参加予定だ。

同社はこうした継続的な現地活動を通じて認知度を高め、ビジネスネットワークを拡大する計画だ。

P2ACH AIは最近、日本の主要インフラ企業と20億ウォン(約2億822万円)規模以上のソリューションの納品契約を締結する成果を上げた。これは会社の技術力が現地市場で認められていることを示す事例だ。

P2ACH AIの主力製品である「POOH(プー)ソリューション」は、ビジョンAI技術を活用した広告露出データの測定、広告視聴者の分析、カスタマイズされた広告送出など、様々な機能を提供する。特にオンデバイス処理方式を採用し、個人情報保護と正確なデータ分析が同時に可能なことが強みとして挙げられる。

P2ACH AIのイ・ドンヨル代表は「日本の展示会の参加は、韓国技術の卓越性をPRし、現地市場でのポジションを固める重要な機会だ」と話した。その上で、イ代表は「特に『SusHi Tech Tokyo2025』でのパネル発表を通じて、ビジョンAI技術がリテールメディア市場にもたらす革新的な変化を共有することができ、期待が膨らむ」と付け加えた。

原文:https://platum.kr/archives/259618