Zigbang(チクバン)は、自社サービス「AI仲介士」をMCP(Model Context Protocol)基盤で外部AIエージェントに開放し、その第一弾としてカカオトーク内の「ChatGPT for Kakao(カカオ)」に不動産サービスを提供すると12日に発表した。
この連携により、ユーザーはカカオトークの会話画面で自然言語の対話だけで物件検索、相場照会、実取引価格の確認といった不動産情報を確認できるようになる。「ChatGPT for Kakao」は、Kakao Corp.が昨年10月にOpenAIとの協業により提供を開始したサービスで、Kakaoのサービスと連携するAIエージェント「Kakao Tools(カカオ ツールズ)」を通じて物件・予約・ギフトなどを会話でつなぐ仕組みになっている。提供開始当初はKakao Toolsにカカオマップ・ギフト・Melon(メロン)といったカカオ系列サービスが中心だったが、Zigbangが外部の不動産パートナーとして加わった形だ。
Zigbangは、AI仲介士の主要機能のうち物件推薦、相場照会、実取引価格確認の機能を提供する。ユーザーが「新婚夫婦が住みやすい永登浦(ヨンドゥンポ)の10億ウォン(約1.1億円)以下のマンションをおすすめして」と、自然言語で質問すると、AIがエリア・価格・面積・建物タイプ・取引タイプの条件を分析して物件を提案する仕組みだ。特定物件の詳細情報や実取引価格、坪当たり平均価格・中央値・価格レンジといった相場情報も、会話の中で確認することができる。
今回の協業の核心は、単なるサービス連携にとどまらず、Zigbangが保有する不動産データとAI仲介士の機能をMCP基盤で外部AI環境に接続した点にある。Zigbangは、AI仲介士を自社サービス内のみで提供していた段階から進化させ、MCPを通じて外部AIエージェントと接続することで、物件・相場・実取引情報を他のAIサービス環境でも活用できる基盤を整えた。
Zigbangの関係者は「今回の連携は、ユーザーが日常的に利用するチャネルの中で不動産情報を手軽に活用できるようにした事例」とした上で、「Zigbangが蓄積してきた不動産ビッグデータをさまざまなAI環境でも活用できるようにするための第一段階だ」と説明した。
