AIを活用した相談プラットフォームの開発会社YS META(ワイエスメタ)が24日、中小ベンチャー企業部の「2025年テックサービス輸出バウチャー第2次募集」事業に最終選定され、総額5,000万ウォン(約530万円)の輸出支援金を確保したと発表した。同社はこれを機に、多言語AI相談プラットフォーム「LOCAL IN(ローカルイン)」の海外展開を本格的に進める方針だ。
YS METAは、AIによる翻訳・要約・相談技術を活用して、専門家と顧客をつなぐ多言語相談プラットフォーム「LOCAL IN」を開発した技術系スタートアップだ。
LOCAL INは、△リアルタイム翻訳相談、△AIチャットボットによる自動応答、△相談内容の要約、△専門家ページの自動生成、△多言語ホームページ制作など、海外顧客との相談に必要な環境構築のための主要機能を総合的に提供している。これにより、弁護士・労務士・損害査定士といった専門職はもちろん、K-ビューティー・観光・生活サービス分野の小規模事業主も、外国人顧客と簡単につながる環境が整えられた。
韓国を訪れる韓流ファンやKビューティー体験を希望する観光客、労災・労働関連の相談が必要な外国人労働者などは、情報へのアクセスや言語面で困難を経験することが多い。LOCAL INは、このような利用者に対して、利便性と相談効率を同時に高められるプラットフォームとして評価されている。
今回の輸出バウチャーへの選定をきっかけに、YS METAは海外向けクラウドインフラの整備、グローバルマーケティング、UI/UXの現地化、海外パートナー企業との連携などを進め、LOCAL INのグローバル化を加速させる方針だ。さらに、同プラットフォームを活用した移住者向け相談SaaS(自治体・公共機関・多文化センター対象)の事業拡大にも取り組み、公的役割と商業性を兼ね備えた「バランス型ポートフォリオ」を構築する戦略だ。
イ・ヨンソク代表は、「今回の輸出バウチャーへの選定は、LOCAL INのグローバル競争力が認められた結果だ。」とし、「海外顧客向けの多言語相談サービスをさらに高度化していく。」と話した。また、「2026年にはアジア・東南アジア諸国を皮切りに、K-ビューティーやK-ライフスタイルの需要が高い市場を中心にグローバル展開を本格化する計画だ。」と付け加えた。
<LOCAL IN/画像=YS META>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025112409262892912
