韓国人が生涯約29年をインターネットに接続した状態で過ごすという調査結果が発表された。サイバーセキュリティ企業のNordVPN(ノードブイピーエヌ)が、韓国を含む20カ国のオンライン利用実態と個人情報共有の習慣を分析・公表した内容だ。NordVPNによると、韓国人のオンライン滞在期間(約29年)は2021年の同調査と比べ約5年増加した。平均寿命85歳を基準にすると、人生の3分の1を超える時間に相当する。ただし国別比較では、韓国は20カ国中6位と中上位圏に位置する。ブラジルが52年で最長であり、メキシコ(43年)、リトアニア(31年)が続いた。日本は20年で最も短かった。

韓国人の週あたりのオンライン滞在時間は平均57時間と集計された。インターネットの利用は平均午前9時に始まり夜10時まで続き、回答者の42%はインターネットをまったく使わない1日を想像するのは難しいと答えた。

オンライン時間は主にコンテンツ消費に充てられている。韓国人は動画視聴に週平均8時間26分を費やしており、20カ国の中で最長だった。続いてドラマ・映画などのストリーミング視聴が6時間20分、音楽鑑賞が3時間45分、ソーシャルメディアのフィード閲覧が3時間7分という順だった。回答者の33%は映像を視聴しながら同時にSNSを確認する『ながら見』をしていることが分かった。

AIチャットボットも日常的なツールとして定着しつつある。韓国人はAIチャットボットとの会話に週平均1時間41分を費やした。特にAIを日常の重要な一部と認識している割合は27%と、ブラジル(32%)に次いで20カ国中2位だった。AIが自分のオンライン生活を改善したと評価した回答者も32%に上った。

個人情報の共有については比較的開放的な姿勢が見られた。回答者の66%は実名を、67%は生年月日を、50%は居住地の住所をオンラインプラットフォームに提供した経験があると答えた。ただし住所の共有率(50%)は20カ国中の中下位圏にあり、ブラジル(63%)やフィンランド(62%)を下回った。一方、業務上の機密文書をAIツールに入力した経験があるという回答は2%にとどまり、個人情報と業務情報に対する意識の境界線に差があることが浮き彫りになった。

NordVPNはオンライン活動とAI活用が日常化するにつれ、セキュリティの習慣も強化すべきだとして、データ漏洩の有無の定期的な確認、不審なリンクやメールの発信元の検証、AIツールやオンラインプラットフォームへの機密性の高い個人情報・金融情報の入力を控えることなどを推奨した。NordVPNの最高技術責任者(CTO)であるマリウス・ブリエディスは「生涯29年以上をオンラインで過ごす時代において、個人情報保護は強力なパスワードだけで解決できる問題ではない」とした上で、「ユーザーは自分のデータがどのように収集・活用されるかを理解し、デジタル環境での相互作用をもう一度慎重に見直す必要がある」と述べた。

原文:https://platum.kr/archives/289568