韓国の文化体育観光部(省)と韓国コンテンツ振興院が、6月26日から27日まで、ソウルのコンベンション・センターCOEX(コエックス)で開かれる「NextRise 2025、ソウル」に参加してコンテンツスタートアップ共同館(コリアコンテンツパビリオン)を運営する。
NextRiseはKDB産業銀行など5つの機関が共催し、韓国内外の大企業、ベンチャーキャピタル、スタートアップなど、韓国内外のベンチャーエコシステムの主要利害関係者らが参加するグローバルスタートアップフェアで、今年7年目を迎える。韓国コンテンツ振興院は3年連続でコンテンツスタートアップ共同館の運営を通じてコンテンツスタートアップの事業化の可能性を拡大している。
コンテンツスタートアップ共同館はCOEX Aホール展示場で期間中、常時運営され、相互作用技術に視聴覚要素を結合した実感型コンテンツ複合展示空間で構成予定だ。
今年は人工知能(AI)を中心に拡張現実、コンピュータグラフィックス、視覚特殊効果など、技術とコンテンツが融合されたコンテンツスタートアップの参加がメインとなる。参加企業は、nemoz lab(ネモズラボ、アルバム+デジタル結合音楽プラットフォーム)、Millennials Works(ミレニアルワークス、人工知能キャラクターベースのバーチャルプロダクション)、Vim Studio(ビムスタジオ、デジタルヒューマンコンテンツ及びIPプラットフォーム)、ShiningLab(シャイニングラボ、人工知能音楽制作・ライセンスプラットフォーム)、Aiden Lab(エイデンラボ、グローバル人工知能マーケティング・Eコマースプラットフォーム)、OMNIART(オムニアート、IPベースのオンデマンドコマースソリューション)、Eargada(イアガダ、人工知能オーディオコンテンツプラットフォーム)、CREATIVE MUT(クリエイティブマット、実感型コミュニケーションプラットフォーム)、FAMPPY (ファムピー、ウェブベースの拡張現実コンテンツ著作ツール)、HISTRANGER(ハイストレンジャー、バイオベースの感情認識診断ソリューション)の計10社で、会場で投資会社及びパートナー企業とのビジネスミートアップとグローバネットワーキングを行う予定だ。
韓国コンテンツ振興院はイベント期間中に資金調達説明会、事前コンサルティング、現場事業相談など、様々な投資連携プログラムを併せて運営する。6月27日午後2時、COEX Bホールで開催される「KNOCKスペシャルラウンド」では、韓国コンテンツ振興院の支援事業を通じて成果を上げたコンテンツスタートアップ中、成長性と市場性を備えた10社を選定し、資金調達説明会の機会を提供する。
資金調達説明会に参加する企業は、OMNIART、Aiden Lab、KENAZ(ケナズ)、D-ZARD(ディーザード)、Universe Stationery(宇宙文房具)、OASYS STUDIO(オアシススタジオ)、Braindeck(ブレインデック)、Sweetndata(スイーツエヌデータ)、iqoocca(アイクーカ)、PARASTAR Entertainment(パラスターエンターテイメント)で、韓国内外の投資家及び金融機関の関係者を対象に企業力と事業拡張戦略を発表する予定だ。
同日午後4時30分にはコンテンツ産業のトレンドとビジネスインサイトを展望する現業の専門家による講演が行われる。ショートフォーム、ウェブドラマなど、デジタルコンテンツのジャンルで活動した「WHYNOT MEDIA(ワイノットメディア)」のイ・ミンソク代表が講師として参加し、コンテンツIPのデジタル転換及びグローバル進出戦略を共有する計画だ。
韓国コンテンツ振興院のユ・ヒョンソク院長職務代行は「コンテンツスタートアップの競争力向上は文化強国跳躍のための課題だ」とし、「今回の共同館を通じてKコンテンツスタートアップが海外交流の範囲を拡大し、投資先との接点を拡大する機会を設ける」と話した。
韓国コンテンツ振興院は7月、産業銀行が主管するスタートアップ投資プログラム「KDBネクストラウンド」と連携した「K-コンテンツ産業スペシャルラウンド」を追加で開催予定で、これを通じて後続資金調達及び民間協力の基盤強化に乗り出す計画だ。