ロボット企業ロボティズ(ROBOTIS)が韓国産モーターを供給する一方、頭脳にあたるメイン制御チップは中国産…Hugging Face傘下のPollen Roboticsが開発した「マイクロダック(Microduck)」の構成が注目を集めている。
身長わずか25cmの卓上型AI(人工知能)ロボット「マイクロダック」が発売直後に1万件を超える事前注文を集め、話題を呼んでいる。米AI企業Hugging Face傘下のロボットスタートアップが開発したものだが、韓国産モーターと中国産メイン制御チップが搭載されている点が注目を集めている。
1日、中国の経済メディア・科創板日報によると、Hugging Face傘下のPollen Roboticsが開発した二足歩行ロボット「マイクロダック」は、先月27日(現地時間)に事前販売を開始すると同時に1万件以上の注文を確保した。価格は399ド(約6万3,000円)、販売目標台数はは2万台だ。
マイクロダックは、開発者が実機ロボットを活用して強化学習を実装できるよう作られたオープンソースの卓上型ロボットだ。15個のサーボモーターとLiDAR、カメラを搭載し、Wi-Fi通信をサポートする。歩いたりしゃがんだりするだけでなく、転んでも自力で立ち上がることができるだ。関節式のアヒルのくちばし型グリッパーで軽い物体をつかむこともできる。Hugging Faceにとっては昨年の「リッチミニ(Reachy Mini)」に続く2つ目のオープンソースロボットとなる。
注目されるのは、マイクロダックの中核部品のサプライチェーンだ。ロボットの頭脳の役割を果たすメイン制御チップには、中国の半導体企業Rockchip(ロックチップ)の「RK3566」プロセッサが搭載された。RK3566はロボットの動きを1秒間に50回計算し、15個のモーターを動かしながら、カメラと無線通信機能まで同時に制御する。マイクロダックのヒットを受け、中国本土株式市場ではRockchipの株価が前日に上限値幅まで上昇した。
ロボットの関節の役割を果たすサーボモーターは、韓国のロボット企業ROBOTIS(ロボティズ)が供給する。マイクロダック1台にはロボティズの「XL330」サーボモーターが15個使われる。科創板日報はサプライチェーン業界の資料を引用し、ロボティズが昨年約22万個のサーボモーターを販売したと伝えた。マイクロダックの事前注文1万台に必要なモーターは、単純計算で15万個に上る。また、マイクロダックには1GB(ギガバイト)のメモリと32GBのストレージが搭載されている。比較的小容量だが、メモリコストだけで製品価格全体の10~15%を占めているという。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026090119365389652
