みなさまこんにちは。

【現地からお届け!】では、KORITの運営会社である株式会社スターシアが毎月発行しているニュースレターの中から、韓国の最新トレンド情報をお届けしています📩

今回は、2026年7月・8月のニュースレターで取り上げたトレンドをピックアップしてご紹介します。
スターシア公式HPでは、韓国トレンド情報に加え、税務などビジネスに役立つ情報も発信しています。ぜひチェックしてみてください!

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7月号 「レディコア(Ready-Core)、準備が競争力となる時代」

2026年の消費トレンドキーワードの一つとして注目されているのが「レディコア(Ready-Core)」である。

レディコアとは、「準備された(Ready)」状態でコア(Core)となる業務や人生を主体的に遂行する人を指す。変化が激しく将来の予測が難しい時代において、徹底した準備によって機会を先取りしようとする姿勢が、ひとつの社会的トレンドとして定着しつつある。

近年、私たちは人工知能(AI)の進化、デジタルトランスフォーメーション、経済環境の変化など、かつてないスピードでの変化を経験している。新しい技術や産業が生まれるサイクルは短縮され、個人も企業も変化への適応を迫られている。
このような環境の中で、人々は未来をただ待つのではなく、自ら準備し管理することにより強い関心を寄せている。

レディコア現象はすでに日常のあらゆる場面に見られる。

多くの人々がスケジュール管理や目標達成のために生産性アプリを活用し、運動計画から自己啓発、資産管理までを体系的に記録・管理している。
また、人気レストランの事前予約や旅行計画の立案など、時間を効率的に活用するための事前準備も一般化している。

資産管理の分野でも変化は顕著である。

社会人になったばかりの若年層から、年金貯蓄や個人型退職年金(IRP)に加入し、将来に備える動きが広がっている。長期的な資産形成や金融リテラシーの向上に取り組む人々が増え、かつては特定の年齢層に限られていた「将来への備え」が、今では若い世代にも自然な習慣として浸透している。

健康管理も同様である。

定期的な健康診断に加え、運動習慣の確立、栄養管理、健康データのモニタリングなど、自らの健康状態を事前に管理しようとする動きが広がっている。健康は問題が発生してから対処するものではなく、未来のために予防的に準備する領域として認識されつつある。

さらに、企業が求める人材像にも変化が見られる。

単に与えられた業務を遂行する人材よりも、変化に迅速に適応し、継続的に成長できる人材への需要が高まっているのだ。特にAI技術の急速な普及により、専門性に加えて複数領域の知識や応用力が求められている。
このような背景から、継続的に学習し新しいスキルを習得し続けるレディコア型人材の価値が高まっている。

レディコアが注目される理由は、単なる計画的な生活様式ではない。十分な準備は不確実性への不安を軽減し、変化への対応力を高める。準備が整った人は、予期せぬ状況に直面しても冷静に対応でき、危機を機会へと転換できる可能性が高い。また、継続的な学習や自己研鑽は、個人の能力向上だけでなく、組織の成長やイノベーションにも寄与する。

今後、AIやデジタル技術の発展はさらに加速すると予測されている。そのため、未来を正確に予測する力よりも、どのような変化にも対応できる「準備された能力」が一層重要になるだろう。

レディコアは単なる流行ではなく、変化の時代を生き抜くための新たな生存戦略であり、成長戦略として位置づけられている。未来は待つ人ではなく、準備する人により多くの機会をもたらす。日々の小さな準備と継続的な努力が、明日の競争力となる時代である。

レディコアは、変化に揺らがず、自ら未来を切り拓く力とは何かを私たちに示している。


8月号 「韓国で広がるローテーションお見合いという新しい出会いの形」

「10分後、次の席へ移動してください。」

初めて韓国を訪れた外国人であれば、このアナウンスを聞いてスピードクイズやビジネスのネットワーキングイベントだと思うかもしれない。
しかし、ここは会議室ではなく、実はお見合いの現場だ。
現在韓国では、「ローテーションお見合い(Rotation Dating)」と呼ばれる新しい出会いの文化が急速に注目を集めている。

その仕組みはシンプルだ。

参加者は円形または一列に座り、7〜10分ほど会話をした後、男性または女性のどちらかが次の席へ移動する。一回のイベントで8人から多い場合は12人以上の異性と直接会話することができ、最後には気になる相手を選び、互いの意思が一致すれば連絡先が交換される。この文化が人気を集めている背景には、韓国社会の変化がある。

多忙な会社員にとって複数回の紹介を調整するのは難しく、またマッチングアプリについても写真と実物の印象の違いや信頼性の問題を指摘する声が少なくない。

一方でローテーションお見合いは、短時間で多くの人と直接会話できるため、「タイムパフォーマンス(時間対効果)が良い」と評価されている。

興味深いのはその雰囲気だ。

最初は参加者全員が緊張しているが、席を何度か移動するうちに、まるでバラエティ番組に出演しているかのように自然な笑顔と会話が生まれることが多い。
最近では、趣味別・職業別・地域別などテーマを設定したイベントも増え、単なるお見合いを超えたソーシャルイベントとして定着しつつある。この流れは韓国で広がる他の文化とも共通点がある。

ランニングクルーで一緒に走り、ポップアップストアを巡り、限定スイーツのために行列に並ぶように、今や恋愛さえも「体験」を消費する形へと変化している。

重要なのは一人と長く関係を築くことだけではなく、多くの人と出会い、自分に合う相手を効率的に見つけるという「経験そのもの」が価値になりつつある点だ。

もちろん、すべての人がこのスタイルを支持しているわけではない。「短すぎて相手を十分に知ることができない」という意見もある。しかし一方で、「実際に会って話すことでオンラインよりも信頼感がある」と感じる参加者も多い。
そのため関連イベントやサービスは増加しており、韓国の新しい出会い文化として注目されている。

韓国は常に変化の速い国だ。

食文化、ファッション、テクノロジーが次々と変わり、そして今や恋愛の形まで変わりつつある。もしソウルを訪れて「10分後、次の席へ移動してください」という声を耳にしたなら、それは韓国の最先端トレンドのひとつ、「ローテーションお見合い」の現場なのかもしれない。


さて、今回の企画記事、いかがでしたでしょうか?
次回記事では9月・10月号の内容をご紹介いたします。お楽しみに!