NAVER(ネイバー)がマップサービスで外国人も予約・注文ができるよう機能を改編する。今月からNAVER Map(ネイバーマップ)で、外国人観光客が予約・注文できるようになる。NAVER Mapは訪韓観光客が最も多く活用しているマップアプリケーション(アプリ)で、マップサービスとして競争力を強化したい考えだ。最近低迷している内需景気に活力を吹き込むと期待される。
NAVERは5月30日、Smart Place(スマートプレイス)で外国人観光客の予約・注文機能を拡大適用すると発表した。Smart Placeは、オフライン店舗の事業主がオンラインで店舗情報、予約、注文、レビュー、マーケティングまで統合的に管理できるプラットフォームだ。NAVER Mapを通じて外国人の予約・注文が可能になる。
NAVERは先月29日、外国語サポート方式の変更と外国人客の受け付け設定をオープンした。従来は予約基本情報、商品名、オプション名を英語で直接入力し、自動翻訳後に「外国語設定」を「ON」に設定すると、ブラウザ言語が英語のユーザーに内容が英語で提供されていた。改編後は英語、日本語、中国語(簡体字)の3つの言語をNAVERのPapago(パパゴ)自動翻訳で提供する。
今月12日から、NAVERのSmart Placeの事業主は外国観光客の予約・注文を受けることができる。 「外国人客の予約/注文許可設定」を「ON」に設定すれば、海外のカードの決済をサポートする。海外のカードで決済された場合、NAVER PAY(ネイバーペイ)予約注文管理の韓国内手数料と同じ手数料が適用される。
NAVER Mapが外国人観光客の予約・注文機能を強化することで、グローバルマップとしての競争力を高められると期待される。NAVER Mapは訪韓外国人が最も多く活用しているマップアプリで、外国人が韓国を観光する際、宿泊施設や食堂の予約が容易になる見通しだ。韓国観光公社が2023年に実施した「訪韓外国人客対象の旅行アプリ利用現況調査」によると、外国人観光客が韓国で利用すると答えたアプリの内、NAVER Mapが56.2%で最も多かった。
NAVERのSmart Placeを活用している事業者の売上増大効果も期待できる。内需景気が低迷している中、外国人観光客がNAVER Mapを活用して宿泊施設や食堂などを予約できるからだ。
NAVERは「最近、景気が良くなく、苦労している事業主が多い」とし、「韓国を訪れる外国人客を取り込み、少しでも事業の後押しになればと願っている」と話している。
<資料:NAVER>