Google、MS、NAVER…ビッグテック企業がAIデジタル教科書に挑戦状
Google-MS-NAVERなどビッグテック、AIデジタル教科書に挑戦状
韓国教育部(省)が推進する人工知能(AI)デジタル教科書事業にビッグテック企業が挑戦状を突きつけた。
Google(グーグル)、Microsoft(マイクロソフト、MS)、NAVER(ネイバー)がAIデジタル教科書事業のために教科書の発行会社とともにエドテックプラットフォームで協業を推進する。
23日、教育業界によると、Google Korea(グーグルコリア)、NAVER Cloud(ネイバークラウド)、韓国MS、Kakao Enterprise(カカオエンタープライズ)、KTはこのほど、教育部と韓国教育学術情報院(KERIS)が開催するAIデジタル教科書マッチングデーに参加した。
マッチングデーは、出版社とエドテック企業間のコラボレーションを導くために作られた場で、計3回にわたって企画された。第2回では、クラウドベースの教育サービスを提供するビッグテック企業が主な発表者として登壇した。
マッチングデーでは、「ワークスペースフォーエデュケーション」 (Google Korea) 、「チームズ」と「マイクロソフト365」(韓国MS)、「ウェールスペース」と「ハイパークローバX」(NAVER)、「オンラインエデュ」(KT)など、現在、教育現場で提供または開発されている教育プラットフォーム機能が紹介された。Kakao EnterpriseはAI技術とともにKakao専用デバイス、スマート教室の開発計画などを公開した。
教育部は2025年にAIデジタル教科書を学校に導入し、学生の個別オーダーメイド教育ができるようにする方針だ。AIデジタル教科書の開発には、既存の国定・検定・認定教科書の発行体制を経験した発行会社の参加を必須としている。ビッグテックが発行会社にかけ合った形だ。
AIデジタル教科書は、教科過程にソフトウェア(SW)を組み合わせた「コースウェア」方式で学校に提供される予定だ。AIデジタル教科書がサービス型SW(SaaS)方式で提供されるようになり、その際に必要なクラウドサービスインフラストラクチャの面でも協業が求められている。
ビッグテック企業は教科書発行会社、エドテック企業と接触し、様々な方式の協業を議論している。これらの企業は、自社の教育プラットフォームと技術を利用すれば、発行会社が望む教育サービスを作ることができると、積極的にラブコールを送っている。
一部のSWや大学を除き、事実上無料で小・中・高校に提供していたサービスをAIデジタル教科書をきっかけに有料供給、シェアを拡大する計画とみられる。
発行会社などの教育企業は、AIデジタル教科書政策が具体化するのを見守りながら、慎重にビッグテック企業との議論を進めている。教育部は5月中にAIデジタル教科書のガイドラインを公開する予定だ。
発行会社の関係者は「ビッグテック企業との協力を検討している」としつつ、「クラウドベースのサービスでデータやセキュリティーポリシーがどうなるのかはまだ決まっておらず、互いに確認し合っている段階だ」と話した。
トップキャプチャー:<19日、ソウル市内で開かれたAIデジタル教科書マッチングデー第2回で発表されたNAVER Cloudが考えるAIデジタル教科書の概念図(案)イメージ>
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