ペットのAI健康モニタリング、韓国国会の紛争解決規制サンドボックス1号通過

韓国の科学技術情報通信部（省）は、AIFOR PET（エイアイフォーペット）の人工知能(AI)を活用したペットの健康状態モニタリングサービス事業が国会の情報通信技術(ICT)規制サンドボックス審議委員会を通過したと16日、明らかにした。

この事業は、直接診療を原則とする獣医師法の規定と医療事故の危険性、医薬品の誤用に対する大韓獣医師会からの懸念から、規制特例審議が遅れていた。このため、客観的なデータに基づき、利害関係者間の協議目的で導入した紛争解決型規制サンドボックス1号に推進された。

今回の通過により、AIFOR PETは2年間の実証事業に着手することができるようになった。まずｈが獣医師が直接初診を終えたペットの眼疾患の再診に限り、開始する予定だ。

紛争解決サンドボックス協議会は、実証事業開始後も四半期ごとに開催し、実証事業で収集されたデータを検証。事業内容を検討・調整するなど、実証事業を管理する。実証事業の終了後、結果を分析し、これを基に協議を通じて規制改善案を策定する方針だ。

このほか、科学技術情報通信部はこの日開かれた第28回新技術・サービス審議委員会で「駐車場進入可否及び減免給付通知サービス」などに対する規制特例5件を指定し、既存の特例指定課題10件に対する条件を緩和した。

これにより、駐車場に車両が進入する前に車両の大きさと種類を把握して駐車スペースの有無を知らせ、軽自動車や電気自動車の場合は割引情報を提供するナイスD&Rの駐車場通知サービスが直ちに開始できるようになった。

科学技術情報通信部のカン・ドヒョン情報通信政策室長は、「今回のICT規制サンドボックス審議委員会を通過した『AIを活用した獣医師のペットの健康状態モニタリングサービス事業』は、科学技術情報通信部が国務調整室と一緒に推進した紛争解決型規制サンドボックスの最初の成果事例だ」とし、「今後もICT規制サンドボックスの対立課題の争点が解消されるよう、利害関係者と関係部署で積極的に協議し、革新的な新産業・サービスが市場に投入されるよう努力していく」と述べた。

トップ画像：<科学技術情報通信部のイ・ジョンホ長官が16日午前、ソウル市中区のソウル中央郵便局スカイホールで「第28回情報通信技術(ICT)規制サンドボックス審議委員会」を主宰している>

原文：https://www.etnews.com/20230616000167