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韓国のAI専門企業「KLleon」日本法人設立でグローバル攻略加速化

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韓国・ソウルに本社をおく人工知能(AI)ディープラーニング 映像生成企業のKLleon(クレオン)は、2022年1月に日本法人「株式会社KLleon」を設立する。

自社製品KAMELOとKLlingの2つの製品が米CESのイノベーションアワードを受賞し、「KAMELO(カメロ)」「Kling(クリング)」「KLone(クローン)」の3製品を世界最大級の電子博覧会・CES 2022への出展し、今後さらなるグローバル市場の攻略の加速化を目指す。


KLleonは、2018年の設立以降、「誰もが映像やバーチャルコンテンツを簡単に作れる世界」をミッションに掲げ、AI技術に基づき、少量のデータで写真や音声、動画コンテンツを生成するコア技術、「ディープヒューマン」を開発した。2021年8月に2億円の投資を受けてから2ヶ月で企業価値を4倍高く評価され、追加投資まで誘致し、韓国を代表する有数の企業(現代、LG、Kakao、CJ ENM等)との取引も活発にしている。
 
  また、2021年10月には東京の幕張メッセで開催された「第3回 AI・人工知能EXPO【秋】」に出展し、フジテレビ、豊島、Orenda等、数多くの日本企業の高い関心を集められ、今年1月に日本法人を設立し、本格的に日本進出のスタートを切った。
 
  1月5日~8日に米ラスベガスで開催された世界最大級の電子博覧会・CES 2022(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に初参加した。SW&モバイルアプリ部門において2つの製品でイノベーションアワードを受賞。CESの イノベーションアワードは、厳しい審査を通して最も創造的で技術性に優れた製品に授与され、スタートアップが1部門で2つも受賞したことは異例なことであり、技術力の高さを認められたといえる。KLleonは今回のCESで次の3つのプロダクトを披露した。



リアルタイムの映像共有SNSプラットフォーム、モバイルアプリ「KAMELO(カメロ)」リアルタイムの映像共有SNSプラットフォーム、モバイルアプリ「KAMELO(カメロ)」

 

 リアルタイムの映像共有SNSプラットフォーム、モバイルアプリ「KAMELO(カメロ)」は、撮影なしでクリック1回で映画の中の主人公になり、新しい顔の仮想人間を作ったり、映像の中のセリフを変えりすることができる。「KAMELO」は誰もが簡単に仮想人間を具現できるという点や、メタバースのエコシステムに新たなビジョンを提示している点を高く評価され、イノベーションアワードを受賞している。


  「KLling(クリング)」と「KLone(クローン)」は企業向けのB2Bのソルーションを提供する。 「KLling(クリング)」は次世代ダビングソリューションで、映像の音声が自動的に多言語でダビングされる。日本のコンテンツが英米圏では英語で、中華圏では中国語に翻訳される。ダビングと字幕の欠点を補完した新しい次元のダビングサービスを提供し、言語バリアを崩してコンテンツのグローバル化に貢献する点が高く評価され、CESでイノベーションアワードを受賞した。

 

 

次世代ダビングソリューション「KLling(クリング)」次世代ダビングソリューション「KLling(クリング)」 

 


「KLone(クローン)」は仮想人物のバーチャルボットであり、企業ブランドと合うイメージと声を持つ仮想人物を活用したビデオチャットを提供する。仮想人物なので、性別、職業だけではなく体型や音声まで設定することができ、日本語をはじめ、韓国語、英語、中国語など、6つの言語に対応。アナウンサー、コールセンターのスタッフ、ツアーガイド、テレビショッピングのショーホスト、カフェのアルバイトまで様々な分野での活用が可能になる。

KLleonは、今回のCES出展を皮切りに、1月のドバイエキスポ、2月の日本のILS、スペインのMWCバルセロナ2022の国際博覧会に連続参加して、さらにグローバル展開に拍車をかける予定だ。



仮想人物のバーチャルボット「KLone(クローン)」仮想人物のバーチャルボット「KLone(クローン)」

 

画像出典:株式会社KLleon 

URL:https://klleon.io/


/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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