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「成長の可能性」高い、韓国・シードスタートアップ注目!

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「成長の可能性」高い、韓国・シードスタートアップに注目!

  • 最近、成長可能性の高い初期スタートアップへの投資関心高まる
  • 支援事業選定および既存産業界提携、実績など備えた分野別に充実した初期スタートアップなど多様
  • Ordinarymagic(オーディナリーマジック)、doublenc(ダブルエンシー)、Greendote(グリーンドート)、アベア、Talentree(タレントリー)など注目

投資の氷河期にもかかわらず、初期スタートアップに対する市場の関心はむしろ高まっている。「大成しそうな」初期スタートアップ投資家回収リスクが少ないためだ。

STARTUP ALLIANCE(スタートアップアライアンス)によると、今年7月基準の韓国スタートアップ投資額は前年比約72%減少した。

しかし、むしろ初期スタートアップに対する投資件数は上昇したことが分かった。リスクが相対的に少なく、投資対比成長の可能性が高い初期スタートアップに対する投資需要が高まっているためと分析される。米国の状況も似ている。

市場調査会社Pitchbook(ピッチブック)は最近、米国内の投資資金がシードスタートアップに入り、彼らの平均バリュエーションが昨年より33%以上増加したと明らかにした。

最近「成長の可能性」が十分にある初期スタートアップが注目されている。


プレミアム発達に合わせた遊び感でミレニアル親に捕まった「Ordinarymagic」、1年で売上4倍を記録

プレミアム月齢別発達オーダーメイド遊び道具「peekaby(ピカビー)プレイキット」および育児コミュニティ「peekaby(ピカビー)遊び場」を運営している発達育児専門スタートアップOrdinarymagic(代表ホ・チョンア)の成長勢に驚くべきだ。

ブランド発売1年ぶりの2022年上半期の売上が前年対比322%以上成長し、その中でも第2四半期は第1四半期対比62%の売上伸長を記録している。

特にpeekabyプレイキットは専門家が開発した月齢別の遊び道具キュレーション、3歳未満のKC認証取得、顧客対象の遊び情報SNS発信サービスなどで大きな反応を得ている。昨年末に発売したサブスクリプションサービスも半年ぶりに急速に成長中であり、peekaby遊び場および公式インスタグラムは4万人余りに達する利用者を確保した。

今年初めからはプレミアム級保育園など専門機関B2B事業分野も広げており、最近は東南アジア最大のEコマース「Shopee(ショッピー)」に単独ブランド館をローンチ、グローバル進出の礎を築いた。

Ordinary magicは昨年末、ソウル大学技術持株の資金調達を皮切りに「2022信用保証基金 主管スタートアップネスト11期」、「新韓オープンイノベーション 6期」、スマイルゲートの「オレンジファーム配置 2期」等、多数のスタートアッププログラムの支援対象企業に選ばれ注目を集めた。 

最近は事業拡大や投資誘致を目的に産業銀行、イージス資産運用出身のCOO(運営総括)も新たに迎え入れた。 今年下半期には専用アプリの発売、新製品および保育園専用キットの開発、アジア中心のグローバル市場の拡大も計画している。


「累積取引額1000億ウォン(約100億円)」高物価の中で「節約消費」が集中するギフティコン取引プラットフォーム「ニコンナコン」

ギフティコン(ソーシャルギフト)取引プラットフォームのニコンナコンを運営するdoublenc(代表パク・チニ)もやはり隠れている「目玉スタートアップ」の1つだ。 ニコンナコンは「C2B2C(Consumer to Business to Consumer)」モデルを基盤に、より安全なギフティコン取引を支援するプラットフォームである。

個人取引からブランド入店商品まで1万種以上の商品を安く見ることができる。 ギフティコンの現金化も可能で、節約消費を目指す消費者の間で人気が高い。 2017年の発売以来、平均160%以上の成長率を持続的に続けており、最近はさらに著しい成長を見せている。

ニコンナコンは今年8月、累積取引額1,115億ウォン(約110億円)を記録し、歴代最大実績を達成しただけでなく、前年同期比累積アプリダウンロード数67%増加、累積会員数54%上昇などの成果を記録した。

doublencはニコンナコンプラットフォームの高度化および事業多角化にも継続的に拍車をかけている。ニコンナコンプラットフォーム内で最近発売した距離基盤キャッシュバックサービス「ログミー」は決済時点間の移動距離基準でマイレージを提供し、ユーザーから高い人気を得ている。

ログミーβサービスは売り場レビュー1万2000件以上、ユーザー再使用率80%以上の好成績をおさめ、注目を集めたりもした。 doublencはこの他に今後、ギフティコン購買および使用顧客の消費データ分析を通じた追加サービスも披露する計画だ。


「環境にやさしい」、「モビリティ」キーワードで空間、エネルギー、環境まで..業界を魅了する「Greendote」

環境にやさしく、モビリティのキーワードとして注目されるエコスタートアップもある。

E-モビリティサービスハブプラットフォームGreendoteは、高度化されたエネルギーモビリティプラットフォームを皮切りに、持続可能なプラットフォーム間のハブシステムの商用化を目標とするネットゼロ企業である。

Greendote(代表イ・ファジン)はエネルギーを中心にE-MaaS(Energy-Mobiliy as a Service)と空間および多様なプラットフォームを連携したハブプラットフォームの構築に乗り出し、関連業界の関心を集めている。

特に不動産、エネルギー、環境財団など関連業界ではGreendoteがモビリティ駐車および充電空間の変化、エコエネルギーを活用するという点に注目し、可能性に注目して素早く手を差し伸べている。

Greendoteは7月初め、韓国最大の商業用不動産総合サービス企業「Genstar Mate(ジェンスターメイト)」とモビリティ電気充電プラットフォーム構築MOUを締結したのに続き、9月初めにはデータ基盤クリーンテック企業「GridWiz(グリッドウィズ)」とエコ運送手段の普及およびユーザーの利便性を拡大するためのパートナーシップを結んだ。 

最近は、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の公式パートナー会社W財団が開催した第1回グローバル気候行動基金カンファレンスに講演者として招待され、エコモビリティエコシステム造成に関する内容を発表した。


業務はより簡単に、採用はより手軽に..かゆいところに手が届くB2Bスタートアップ「アベア」、「Talentree」

事業管理ソリューション、人材採用支援HRなどを支援するB2Bスタートアップもやはり多様な企業を顧客会社として狙っているだけに、高い成長潜在力を抱いたところが多い。

Eコマース事業管理ソリューション「WINDLY(ウィンドリー)」を運営中のアベア(代表キム・スンヒョン)は急速な成長を見せ、関連市場内で頭角を現している。 WINDLYはオンライン商品販売業者が商品ソーシング、詳細ページ製作、商品登録および注文管理などを1つのサービスの中で解決できるよう支援するオールインワン購買代行ソリューションだ。 

オープンマーケットのアカウントだけを連結すれば、誰もが簡単に商品をソーシングし販売できるように、Eコマース事業者が毎日経験する煩わしい業務を減らした。

WINDLYは昨年8月の創業以来、サービスの発売から3ヶ月ぶりに損益分岐点(BEP)を突破するなど、毎月2倍以上の成長を記録しており、現在まで7,000カ所に及ぶ顧客会社を確保した。

 昨年12月にはBluepoint Partners(ブルーポイントパートナーズ)を通じてシード投資を誘致したのに続き、今年9月中小ベンチャー企業部の技術創業支援プログラムであるTIPS(ティップス)に選定された。

今年3月に設立されたHR関連スタートアップであるTalentree(代表アン・チャンボン)もプロジェクト単位採用支援プラットフォーム「Bungee(バンジー)」を披露した直後、Kakao Ventures(カカオベンチャーズ)からシード投資を受け、最近TIPSプログラムに選定されるなど多くの注目を集めている。

Bungee(バンジー)は、企業が韓国内外のトップレベルのIT人材必要時に必要なだけ雇用とコラボレーションが可能になるようにマッチングの成功率を高めたことが特徴だ。発売半年ぶりにデータ基盤グロスハッキング、UX-UIデザイン、プロダクト企画分野などで業務経験を備えた熟練した人材400人余りがBungeeプラットフォームに登録した。


原文:https://mirakle.mk.co.kr/view.php?sc=51800012&year=2022&no=858340


/media/MIRAKLE LETTER
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