スタートアップの日本進出協力のため提携、創業振興院 と新韓金融グループ

韓国・創業振興院とShinhan（新韓）金融グループが、韓国スタートアップの日本進出のため提携した。

創業振興院は、Shinhan FUTURE'S LAB（新韓フューチャースラボ）と業務協約を締結し、「韓国スタートアップ日本進出支援、グローバルオープンイノベーション推進、グローバル創業交流協力拡大」を支援する計画だ。

このため、創業振興院とShinhan FUTURE'S LAB（JAPAN）は、創業支援事業に選ばれた創業企業のうち、有望創業企業の日本市場進出支援、優秀な技術、サービス、製品を保有した韓国スタートアップと日本大企業をマッチングするグローバルオープンイノベーション推進、韓国と日本の創業者や投資家など、創業エコシステム関係者の交流協力拡大に向け、日韓創業交流フォーラム、カンファレンスなどを共に推進する計画だ。

この日、協約式には日本に進出して事業を進めている、もしくは進出を準備しているShinhan FUTURE'S LABの企業4社も参加し、日本現地事業（準備）状況を紹介し、今年10月に東京に開所する予定の「Shinhan FUTURE'S LAB JAPAN」とパートナー関係として、共に成長したいという抱負を明らかにした。

世界5,000万人以上のユーザーを確保した「AI問題解説QANDA（クァンダ）」をサービスするMathpresso（マスプレッソ）のアン・ヒョンドク・グローバル部門リードは、「日本は購買力が十分な市場であり、韓国とは相互補完的な関係で、最近、汎政府（政府の各省庁を一つにまとめる）レベルでデジタル転換とスタートアップイノベーションが注目されており、CVC（企業型ベンチャーキャピタル）も増加する傾向で、優秀な韓国スタートアップに魅力的な市場だ。Mathpressoも日本市場で孤軍奮闘中だとし、創業振興院、Shinhan FUTURE'S LABおよび韓国の同門企業が、共に乗り越えていこう」と述べた。

Shinhan FUTURE'S LABは、日本に進出しようとするスタートアップを定期的に選抜し、法人設立、事務空間、ビザ、採用支援、ビジネスパートナーの連結と投資連携、金融業務などを全面的に支援し、ワン・シンハン・フューチャーズ・ファンド、グループグローバルベンチャーファンドなど、多様な投資財源により、戦略的投資を拡大し、日本現地VCと投資も連携する予定だ。

また新韓銀行日本法人（Shinhan Bank Japan）は、スタートアップに金融業務を支援し、同時に韓国および日本内の有望なスタートアップを発掘し、デジタル連携、コラボレーション、新事業発掘など、デジタルバンクとして成長を加速化する予定だ。また、Shinhan FUTURE'S LABは、日本のみずほフィナンシャルグループとも協力しながら、スタートアップおよびオープンイノベーション支援を、さらに拡大していく計画だ。

創業振興院キム・ヨンムン院長は、今回の協約を通じて「『Shinhan FUTURE'S LAB』でこれまで積み重ねてきたグローバルネットワーク、パートナーシップ、現地育成プログラム、専用ファンドなどを通じて、創業企業にグローバル水準のスケールアッププログラムを支援することができ、期待が大きい。今後『Shinhan FUTURE'S LAB』と協力関係を強化し、日本など海外進出を希望する有望創業企業を支援し、日韓両国の創業エコシステム交流が活性化されるよう努力する」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/191387

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