オールラウンドオデッセイ、グローバルダンスコンペティションプラットフォーム「All Roundz」ベータ版リリース

オールラウンドオデッセイ、グローバルダンスコンペティションプラットフォーム「All Roundz」ベータ版リリース

Super Communications Korea（スーパーコミュニケーションズコリア）、Block Odyssey（ブロックオデッセイ）、mellowbean（メロービーン）の3社が設立したジョイントベンチャー（JV）「オールラウンドオデッセイ」が、グローバルダンスコンペティションプラットフォーム「All Roundz（オールラウンズ）」をリリースした。

All Roundzは、ダンサーと観客をつなぐグローバルダンスコンペティションプラットフォームだ。すべてのコンペティションのラウンドをまとめて見せるという意味と、すべてのジャンルのダンサーを網羅する（All-round）という意味を持つ。
世界各地で繰り広げられるコンペティション情報を一堂に集め、参加クルー、ダンサーを紹介する。簡単で多様なコンテンツをベースに、ダンサーと観客のための新しいコンセプトのデジタル空間を目指す。

これまでダンスパフォーマンスのファンは、国内外で行われる数多くのイベントの情報確認に限界を感じていた。イベントごとに申し込み日程、参加条件に関する情報がGoogleフォーム、SNSでばらばらに配信されるため、正確な情報把握に多くの時間を費やしていた。好きなクルーやダンサーのスケジュールを事前に把握できず、参加できないことも多々発生した。

また、クルーやダンサーの立場からも、誰がチケットを購入したのか、誰が自分の公演を見に来ているのか確認する手段がなく、ファンとの効率的なコミュニケーションが難しかった。

このような問題を解決し、ダンサーとファン中心のエコシステムを作るため、今月3日、世界最高峰のB-BoyチームであるJINJO CREW（ジンジョクルー）が所属する公演専門エージェンシーであるSuper Communications Korea、ブロックチェーンインフラ技術企業であるBlock Odyssey、ライフスタイルブランディング企業であるmellowbean3社は、合弁法人「オールラウンドオデッセイ」を設立した。

Super Communications KoreaはIPおよびイベント企画、ダンサーエコシステム造成を担当し、Block Odysseyはサービスプラットフォームと利用者データをクリアに管理できるブロックチェーンインフラを開発する。またmellowbeanは、クルー、ダンサーのMD制作とコマースビジネスを担当する。

3社は公演文化、IT、ブランディングおよびコマースに対する高い理解度を有している。これにより、ダンスコミュニティへの所属意識と絆を向上させる方向で、All Roundzサービスを差別化する計画である。

All Roundzを利用すれば、国内外のクルーやダンサーのプロフィールの確認、イベントスケジュールの確認、参加申し込みを一箇所で簡単に行うことができる。イベント主催者側もAll Roundzを利用することで、イベント情報や参加ダンサーの情報を簡単に管理することができる。また、QRチケットスキャンで観客リストを管理することで、会場チケットブースに比べ効率的なイベント運営が可能だ。ダンサーは、All Roundzを通じて、自らコンペティションに参加申請し、自動的にデジタル履歴を管理することができる。

現在、All Roundzのベータ版ウェブサイトがオープンし、プロフィール作成、イベント申請が可能だ。先月25日に開催された「2024チョンジュ（全州）ビーボーイグランプリ」イベント参加申請も成功裏に行われた。ベータ版を使用したダンスクルーやダンサー、一般ユーザーからのフィードバックを反映し、機能の高度化を経て、7月にモバイルアプリをリリースする。モバイルアプリ版では、チケットの有料決済、オンラインファンミーティング、ダンサー応援掲示板機能などを順次オープンする予定だ。

All Roundzは「情報確認、チケット販売」を超え、「ダンスコンテンツプラットフォーム」を目指す。ダンスコンペティションシーンでは、DJとダンサーが即興で作り上げるステージ、相互尊重しながらの激しい勝負が爽快感をもたらす。これはダンスコンペティション特有の文化的現象として広く認識されており、最近、メディアのダンスコンテストプログラムを通じて大衆に伝えられ、大きな反響を呼んでいる。

原文：https://platum.kr/archives/228546