Delight Room、デジタルヘルスケアスタートアップ「SOUNDABLE HEALTH」に戦略的投資
Delight Room、デジタルヘルスケアスタートアップ「SOUNDABLE HEALTH」に戦略的投資
グローバルモーニングウェルネスアプリ「Alarmy(アラーミー)」の運営会社であるDelight Room(ディライトルーム)が、デジタルヘルスケアスタートアップ「SOUNDABLE HEALTH(サウンダブルヘルス)」に戦略的投資を行った。金額は非公開だ。
SOUNDABLE HEALTHは、各種疾患を測定できる音分析技術を開発するスタートアップだ。スマートフォンが収集した排尿、咳の音などを人工知能(AI)で分析し、疾患の重症度を確認する。2020年米国食品医薬品局(FDA)に2級医療機器として登録された男性泌尿器疾患管理アプリサービス「proudP(プラウドピー)」、排尿量自動測定および排尿日誌作成アプリ「Bladderly(ブラッドデーリー)」と呼吸器疾患管理アプリサービス「Coughy」が米国市場で流通されている。SOUNDABLE HEALTHは、患者と医療陣が別途装備なく疾患のモニタリングと管理を行うことができ、製薬/医療機器業界で治療過程の実使用データ(RWD)と実使用根拠(RWE)を確保できるという点で注目されている。
Delight Roomは今回の投資を起点として、SOUNDABLE HEALTHと技術的な提携を協議する予定だ。Alarmyに搭載した「睡眠分析機能」の高度化が代表的な協業ポイントだ。睡眠分析機能は、別途装置なくスマートフォンのマイクセンサーでユーザーの睡眠呼吸パターンを分析し、睡眠の質を測定する。Delight Roomは今後、SOUNDABLE HEALTHが持つ音分析技術を導入し、Alarmyでより専門的な分析サービスを提供することを期待している。
投資を決定したDelight Roomのシン・ジェミョン代表は「グローバル1位のモーニングウェルネスアプリAlarmyの”睡眠分析機能”にSOUNDABLE HEALTHの音分析技術を加え、より専門的な領域へのサービス高度化を進めていく」とし、「今後Delight Roomは、Alarmyのような日常生活で気軽に使えるウェルネスサービスだけでなく、専門的なヘルスケア領域まで進出し、ユーザーにより多くの価値を提供する」と述べた。
非投資社SOUNDABLE HEALTHのソン・ジヨン代表は「Alarmyで毎日生成されるグローバルユーザーの大規模な睡眠データは、SOUNDABLE HEALTHの音分析機能をさらに高度化させることができる重要な資源だ」とし、「今回の投資が、今後両社の製品と技術競争力を強化し、グローバル舞台で新規事業を拡大していく建設的なパートナーシップにつながることを期待している」と述べた。
Delight Roomは、今年2月漢陽(ハニャン)大学ERICA人工知能融合学科と協業し、Alarmy睡眠分析機能に「いびき検知機能」を追加した。睡眠分析が終わると、ユーザーはいびきのタイミングとその強さ関する情報を確認することができる。この技術開発により、睡眠分析機能は、熟睡、ノンレム睡眠、レム睡眠など、睡眠の質に直結する様々な睡眠パターンを分析する既存の機能に加え、熟睡を妨げる最大の要因であるいびきまで確認できるようになった。
原文:https://platum.kr/archives/226641
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