kakao mobility、ロボット配送サービス「BRING」開始
kakao mobility、ロボット配送サービス「BRING」開始
kakao mobility(カカオモビリティ)がロボット配送サービス「BRING(ブリング)」を公開し、独自のロボットオープンAPIプラットフォーム「BRING-ON(ブリングオン)」をリリース、ロボット配送サービスの商用化に乗り出す。
BRINGは、配送ロボットとkakao mobilityのロボットオープンAPIプラットフォームBRING-ONが結合された商品で、飲食物の配達、オフィス内の郵便配達、ホテル内のコンシェルジュサービスなど、顧客が必要とする様々なサービスを一つのロボットで行うことができる。プラットフォーム制御により、オフィス・ホテル・マンション・病院など、ロボットを考慮して設計されていない既存の建物にもそのまま配置して運用できるのが特徴だ。
kakao mobilityは、ロボット配送に最適化されたロボットオープンAPIプラットフォーム「BRING-ON」も開発した。BRING-ONは、オープンAPIをベースに様々な配送注文とロボットを連動させ、配送サービスの種類やロボットの機種に制約されることなく、顧客の環境に合わせてサービスを構成できる汎用性を備えている。
BRINGには、kakao mobilityが蓄積してきたAI最適配車・需要予測・ルーティングなどのモビリティ技術が集約的に盛り込まれている。これにより、複雑な配送注文をプラットフォーム上で分類し、各ロボットに配車、管理者の介入を最小限に抑えつつ、配送の効率は最大化できるのが強みだ。
kakao mobilityは、ロボット配送サービスを本格化し、LG電子とも手を組んだ。両社は2022年に「未来モビリティサービス革新のための業務協約」を締結し、屋内・屋外自動運転ロボット配送サービスモデルを発掘するため、技術協力を続けてきた。
kakao mobilityは、LG電子のロボット配送分野の単独パートナーとして、LG電子の新規配送ロボット「LG CLOi ServeBot(LGクロイサブボット)」をBRINGプラットフォームに導入した。ロボット分野のリーディングカンパニーであるLG電子との協力により、最高品質のロボットハードウェアが安定的に供給され、完成度の高いサービスを実現できる基盤を確保した。
kakao mobilityは25日、LG電子と共にソウル市聖水洞(ソンスドン)「NOUDIT(ヌディット)ソウルの森」にBRINGを導入することを皮切りに、ロボット配送サービスを本格的に披露する。NOUDITは、商業棟と事務棟が一緒に造成された複合私設で、配送ロボットが地下2階のメールボックスから郵便物を受け取り、商業棟5階のカフェテリアで飲み物を受け取った後、3階に降りてきて事務棟のエレベーターに乗り換え、6階から11階のオフィスにいる従業員それぞれに配送するなど、複雑な注文も無理なくこなすことが確認された。
kakao mobility未来研究所のチャン・ソンウク所長は「kakao mobilityのプラットフォーム技術が集約されたBRINGは、どんなサービスでも、どんなロボットでも連動可能な拡張性が特徴」とし、「ロボット技術が遠い未来ではなく、現在の日常で不必要な移動を減らし、日常の価値を高めることに貢献することを期待している」と述べた。
原文:https://platum.kr/archives/226562
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