スリープテック企業「The sleep factory」、SBVAから20億ウォン規模のシリーズA資金調達
スリープテック企業「The sleep factory」、SBVAから20億ウォン規模のシリーズA資金調達
SBVA(旧SoftBank Ventures、旧ソフトバンクベンチャーズ)が、いびき、睡眠時無呼吸管理サービスを提供する企業であるThe sleep factory(ザ・スリープファクトリー)に20億ウォン(約2億2387万円)を投資した。今回のシリーズA投資はSBVAが単独で参加した。
The sleep factoryは、創業者のパク・ジュンヒョク代表が2022年8月に設立した会社で、ひとりひとりに合わせたいびき緩和口腔装置である「Pasa(パサ)」を提供している。
Pasaは、面倒な手続きなしでオンライン注文後、非対面で歯型を提出すると、3Dプリンティングでオーダーメイドで製作される。Pasaを使用し、独自のアプリ「After Sleep(アフタースリー)」から、いびき音と睡眠状態を測定し、自身でトラッキングすることができる。
The sleep factoryは、ユーザーの経済的負担を軽減するため、契約期間と違約金なしで利用できるサブスクリプションサービスを昨年リリースし、現在約5千人以上の加入者を確保した。
国民健康保険公団によると、2022年基準、韓国の睡眠障害患者は最近5年間で28.5%増加し、約110万人を記録した。The sleep factoryは、増える睡眠障害患者が実質的な支援を受けることができるよう、食品医薬品安全処の医療機器2等級認証と保健福祉部の保健新技術(NET)認証を獲得し、来年米国食品医薬品局(FDA)承認も準備中だ。
今回の投資を主導したSBVAのチェ・ジヒョン常務は「The sleep factoryのPASAサブスクリプションサービスは、従来のいびき治療と比較しても使いやすく、1年後のサブスクリプション顧客リテンション(残存率)が65%以上と集計され、数値的にも有意義な成果を上げた」とし、「睡眠ケアおよびスリープテック市場がますます大きくなっている中、サブスクリプションモデルの商用化可能性を高く見た」と投資の背景を明らかにした。
The sleep factoryのパク・ジュンヒョク代表は「今回の資金調達により、The sleep factoryの技術力とサブスクリプションソリューションの能力を認められたことに大きな意味がある」とし、「今後、睡眠疾患を経験している人なら誰でも合理的な費用でサービスを利用し、生活の質を向上させることができるよう、専門研究人材を拡充し、技術高度化に投資する計画だ」と述べた。
原文:https://platum.kr/archives/226535
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