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「スタートアップは『資本・投資がグローバル』な存在」...グローバル開放性拡大のため立法改善が必要

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「スタートアップは『資本・投資がグローバル』な存在」...グローバル開放性拡大のため立法改善が必要

韓国のスタートアップのエコシステムのグローバル開放性拡大のために、ベンチャー投資法、外国人投資促進法などの立法改善が不可欠であると、スタートアップエコシステム関係者たちの共通の意見が定義された。

韓国国会UNICORN FARM(ユニコーンファーム)とAsan Nanum Foundation(アサン分かち合い財団)、STARTUP ALLIANCE(スタートアップアライアンス)、銀行青年創業財団D.CAMP(ディーキャンプ)、Korea Startup Forum(コリアスタートアップフォーラム)が11日午前、国会図書館小会議室で「韓国スタートアップエコシステムのグローバル開放性拡大のための立法と政策課題」をテーマに討論会を開催した。今回の討論会は、以前行われた「スタートアップコリア!政策提案発表会」のフォローアップイベントで、より深い議論が必要だとする国会と業界の要請に応える形で企画された。

最初の発題を担当したBein&Campany(ベイン・アンド・カンパニー)のソ・ヒョジュ・パートナーは、「韓国のスタートアップエコシステムのグローバル開放性診断と主要課題」をテーマに発表した。ソ氏は「韓国のスタートアップエコシステムはまだ政府主導の内国人中心で活性化されたエコシステム」と指摘し、「グローバル開放性が拡大される場合、税源・IPの海外移転など考慮すべき事項があるが、今はむしろ開放性を持続的に拡大して副作用を最小化するための方策を検討すべき時だ」と主張した。

具体的には、手続きと規制の緩和、支援プログラムの構成と品質向上、認識改善とインフラ高度化など、改善課題を実行できるコントロールタワー体系の構築が必要だと話した。

第二の発題で、法務法人ミッションのキム・ソンフン代表弁護士は「スタートアップは『資本・投資がグローバル』な存在」とし、グローバル市場にビジネスを拡大しようとする本来の目的を達成できるよう、立法支援が必要だと指摘した。キム弁護士は「外国人投資促進法の改正による法人設立に必要な最低資本金の要件の明確化と韓国内送金手続きの簡素化」、「韓国内資本の海外進出を妨げるベンチャー投資法上の出資制限率の段階的縮小または廃止」などを検討すべきと強調した。

続いて行われた総合討論では、グローバル開放性の拡大のための立法改善方向について議論を深めた。STEPI中小・ベンチャー技術革新政策研究センターのキム・ソヌ・センター長が座長を務めた。

seerslab(シアーズラボ)のチョン・ジンウク代表は「スタートアップの海外進出にはネットワークと資本が重要」とし、海外に韓国系ベンチャーキャピタルが進出し、資本とネットワークを確保できるよう、政府が中長期的な政策を展開する必要があると強調した。また、海外起業家交流プログラムを持続的に運営することは、韓国市場の援軍を確保する長期的な戦略になる利点があると話した。

銀行青年創業財団D.CAMPのキム・ヨンドク代表は「真の意味でのグローバル開放性は、個々のスタートアップだけでなく、投資家、支援機関などすべてのエコシステム・プレーヤーの海外進出が活発化することだ」とし、「そのための政策的環境が支援されなければならない」と話した。さらに、キム代表は「外国為替取引の煩雑な手続きや非効率な改善、韓国内ファンドの場合、韓国企業にのみ投資しなければならない制約条件などの緩和が必要だ」と主張。シリコンバレーに到来した投資の極寒期は、むしろ韓国のスタートアップの投資資本が海外に進出できる絶好の機会になる可能性があると強調した。

国会立法調査処のパク・ジェヨン立法調査官は、中小ベンチャー企業部(省)のスタートアップコリア総合対策に言及し、「政府は海外での起業に対しても同等の支援が受けられるよう、当該企業の『韓国内貢献度』と『支配力』などを評価すると明らかにしたが、その評価基準をどのように設定するかについては、具体的な議論を続ける必要がある」と話した。

最後に、中小ベンチャー企業部のカン・ギソン起業政策課長は、中小ベンチャー企業部が実施している様々なグローバル支援政策に言及し、海外投資だけでなく、支社設立、ネットワーキングなど、現地支援を含む内容の政策を実施する可能性を示唆した。

この日、討論会を主催した国会UNICORN FARMに所属の議員は、スタートアップエコシステムのグローバル開放性のための立法化に向け努力すると意見表明した。UNICORN FARMの共同代表である、野党「共に民主党」のカン・フンシク議員は「実践的な議論が必要な状況」とし、「今国会の任期が終了しても、関連法案が改正されるよう関心を持ち続け、改正に向け努力していく」と述べた。UNICORN FARMの責任研究委員を務めている「共に民主党」のキム・ハンギュ議員も、「国民と立法府に、スタートアップエコシステムのグローバル化のための共感を形成するため、今日の討論会の内容は役に立つだろう」と強調した。



原文:https://platum.kr/archives/219200



/media/Platum
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