ニュース

NAVER、投資したAIスタートアップとの協業強化...「DAN23」で事例発表

アイキャッチ
目次

NAVER、投資したAIスタートアップとの協業強化...「DAN23」で事例発表

NAVER(ネイバー)(217,000 KRW<約23,488JPY>▼4,000<約433>-1.81%)のCVC(企業型ベンチャーキャピタル)であるNAVER D2SFが投資した人工知能(AI)分野のスタートアップと親会社のNAVERとの協業を強化する。

NAVER D2SFは、投資ポートフォリオである Artificial Society(アーティフィシャルソシエティ)と gazilab(ガジラボ)が、8月24日に開かれるチームNAVERカンファレンス「DAN(ダン)23」のステージに上がり、HyperCLOVA X(ハイパークローバエックス)基盤のサービス公開および発表に乗り出すことを22日明らかにした。彼らは、NAVER AIラッシュプロジェクトを通じて、HyperCLOVA Xを正式公開前に先に使用できるようにし、それぞれエドテックとヘルスケアに特化したサービスを開発してきた。

両社の代表は、NAVER Cloud(ネイバークラウド)ハ・ジョンウAIイノベーションセンター長と共にステージに上がり、開発サービスの直接デモおよび紹介し、スタートアップの観点から感じたHyperCLOVA Xの強みと、生成AIの方向性についての対談もおこなう計画だ。

Artificial Societyは、教育コンテンツ制作および管理ソリューションをSaaSで提供するスタートアップだ。教育コンテンツの需要は増加しているが、問題を作成し、配布・評価する作業は、ほとんど人の手に頼っているという問題を解決している。Artificial Societyは、教育コンテンツのコア機能を標準化し、生成AIを通じて自動化し、教育コンテンツの制作を支援している。

gazilabは、グローバルヘルスケア企業であるNOOM(ヌーム)のメンバーが創業したウェルネススタートアップだ。個人の傾向、経験、環境に応じて、ユーザーのウェルネス状況を客観的に振り返ることができる診断ソリューションを運営している。今回のDAN23カンファレンスでは、キャリアウェルネスに特化し開発中の生成AIモデルを紹介する予定だ。

Artificial Societyのキム・ギヨン代表は、「HyperCLOVA Xは、韓国語の文脈やことわざなどの韓国語特化機能に高い性能を示した」とし、「大学修学能力試験教育コンテンツのほか、公務員試験、TOPIK、LEETなどの教育コンテンツ制作に、HyperCLOVA Xを積極的に使用する計画」と明らかにした。

gazilabキム・ヨンイン代表は「診断システムを設計・運営して得たデータと、最近採用したキム・ナイCSOのキャリア領域での専門性を組み合わせたモデルがgazilabの競争力」とし、「HyperCLOVA Xを活用し、ウェルネス・ヘルスケア業界で生成型AIモデルの可能性を見せる」と述べた。

一方NAVER D2SFは、先月17日から10月11日まで、独自の生成モデルを開発するスタートアップから生成AIのためのインフラおよびソリューション開発チーム、生成AIを活用してバーティカルに特化したソリューションを開発するスタートアップなどを対象に、新規投資チームを募集している。選定されたチームには、持分投資のほか、最大1億ウォン(約1084万円)のHyperCLOVA Xなど、NAVERのAIリソースとクラウドインフラクレジットを提供する計画だ。



[この記事に掲載されたスタートアップに関するより多様な企業情報は、ユニコーンファクトリービッグデータプラットフォームのデータラボでご覧いただけます。]

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023082210411474749




/media/UNICORN FACTORY
記事を書いた人
UNICORN FACTORY

2021年に発足したUNICORN FACTORY(ユニコーンファクトリー)は、MONEY TODAY(マネートゥデイ)が韓国の総合誌で初めてスタートさせたスタートアップ専門のメディアプラットフォームです。 溢れるニュースの中でスタートアップ生態系に必要なニュースだけを厳選し深く伝えます。

  • ホーム
  • ニュース
  • NAVER、投資したAIスタートアップとの協業強化...「DAN23」で事例発表