NONGSHIMが培養肉・スマートファームなどフードテックスタートアップへの投資に乗り出す
NONGSHIMが培養肉・スマートファームなどフードテックスタートアップへの投資に乗り出す
NONGSHIM({ノンシン}442,500 ▼3,000 -0.67%)は、ベンチャーファンドに100億ウォン(約11億円)を出資し、フードテックスタートアップの発掘および育成に乗り出すことを明らかにした。韓国のスタートアップ投資会社であるStonebridge Ventures(ストーンブリッジベンチャーズ)とIMM Investmentが運用するスタートアップ投資ファンドに、それぞれ50億ウォン(約5億5,000万円)を出資する。
NONGSHIMは二つのベンチャーファンドを通じて、培養肉やスマートファームなどフードバリューチェーン技術を持つスタートアップの育成に集中する計画だ。培養肉は最近、肉に最も近い形態の代替肉になると期待され、成長が見込まれる分野として注目されている。
NONGSHIMは、「Veggie garden(ベジガーデン)」のブランドで植物性代替肉事業を推進しており、培養肉の技術を持つスタートアップを発掘することで生まれるシナジー効果を期待している。また、最近ではスマートファーム事業でも正式なチームを作り、中東諸国への輸出を推進するなど成果を出している。これに、スタートアップとの協力を通じてさらに競争力が高まると期待されている。
NONGSHIMはファンド出資とともに、スタートアップがいつでも協業と投資を提案できる窓口「オープンイノベーションホームページ」を開設した。フードテックスタートアップは常時応募可能で、NONGSHIMと投資専門のベンチャーキャピタルが応募企業を審査し、協業・投資の可否を決定する。
NONGSHIMは、2018年に「Nongshim techUP+」プログラムを立ち上げ、スタートアップ投資を開始している。過去5年間、スタートアップ投資と協業を推進し、これまで投資した株式の価値は約2倍に成長したと評価されている。
今回の出資についてNONGSHIMの関係者は、「これまでスタートアップへの投資は内部的に検討・決定されていたが、より詳細な評価をするため、専門投資ファンドに出資することになった。」とし「スタートアップとの協業が、未来のビジネスを発掘するきっかけになると期待している。」と述べた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023101809204741326
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