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Googleが伝授…「日本で成功する韓国のアプリ・ゲーム」

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Googleが伝授…「日本で成功する韓国のアプリ・ゲーム」

「日本では、韓国の人気現象を表す言葉として『韓国っぽ』という言葉が使われている。このキーワードで検索すれば、韓国関連のファッションだけでも約725万件の結果が表示される。『韓国っぽ』を積極的に活用すれば日本市場を攻略できるだろう。」

Google Play Japan事業開発チームの山本ゆうこパートナーシップマネージャーは、24日に行われた「Immersion Trip 2023」で、「過去には韓国を隠す方向の戦略を立てたが、今は韓国らしさをアピールすることが市場で注目されやすく、特徴を伝えやすい。」と話した。

山本マネージャーは韓国らしさの成功事例として「Qoo10」を挙げながら、「Qoo10は(日本の女性顧客を対象に)、韓国ファッション・美容関連製品を自社プラットフォームでしか買えないという認識を形成することに注力した」と説明した。

続いて、「Qoo10で購入可能な製品の60%は美容・ファッション分野の製品だ」とし「olive young(オリーブヤング)などの店舗を訪れることなく、Qoo10で韓国の製品をすぐに購入できるという利点を活かして、市場競争力を備えた」と付け加えた。

「日本のゲーム市場に参入…『現地化』が最も重要」

Google Japan AppDev Internaionalの成長コンサルタント友野氏(右)が24日、東京で行われた韓国のスタートアップ向けグローバル研修プログラム「東京Immersion Trip(イマージョントリップ)2023」で、ゲーム分野のスタートアップ関係者らと挨拶を交わしている。 /写真=チェ・テボム記者

ゲーム分野の日本進出において、「完璧な現地化」は最も重要だ。AppDev Internaional 成長コンサルタントの友野氏は、「海外のアプリ開発会社が日本市場に進出したいのであれば現地化が必須だ」と話した。

「日本のユーザーの99%は、ゲームアプリ内の言語を日本語に設定している。また、アイテム購入など、課金する利用者のうち89%が言語の現地化は重要だと答えている」

さらに、「日本人は単純な内容の翻訳だけでなく、ストーリー、トーン、ニュアンスなどの面で違和感を感じるとゲームを止めてしまう。現地化が不十分だと課金をしない傾向があるということだ」と付け加えた。

特に、ゲームコンテンツやユーザーインターフェイス(UI)に、日本の文化財や地域、季節ごとのイベントなどを組み合わせることも重要だと強調しながら、「ユーザーに親近感を感じさせる必要がある。言語だけでなく日本の文化をUIやキャラクターに馴染ませることが重要だ」と話した。

さらに、「日本のゲームユーザーは、ゲームのビジュアルやストーリー、UI、UXなどのクオリティに対して厳しい基準を持っている。米国の次に多い約700万人のApple iOSユーザー向けの戦略も重要だ」と付け加えた。

今回のImmersion Tripは、Googleと中小ベンチャー企業部・創業振興院が共同で進行する韓国のスタートアップおよび開発会社の支援プログラム「チャング」の一環として推進された。Immersion Tripは、Googleが今年新しく企画したスタートアップ向けのグローバル研修プログラムで、Google Japanが主催し、東京で開催された。



<画像=Google Play Japan事業開発チームの山本ゆうこパートナーシップマネージャーが24日、東京で行われた韓国のスタートアップ向けグローバル研修プログラム「東京Immersion Trip(イマージョントリップ)2023」で、韓国アプリの日本進出案について講演している。 /写真= Google提供>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023102507563859359

/media/UNICORN FACTORY
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UNICORN FACTORY

2021年に発足したUNICORN FACTORY(ユニコーンファクトリー)は、MONEY TODAY(マネートゥデイ)が韓国の総合誌で初めてスタートさせたスタートアップ専門のメディアプラットフォームです。 溢れるニュースの中でスタートアップ生態系に必要なニュースだけを厳選し深く伝えます。