ソウル大学2026年の卒業写真全体にディープフェイク先制防御技術が適用された。大学の卒業写真の配布プロセスにディープフェイク防御技術が直接組み込まれている。
ディープフェイク防御・検知AIスタートアップStealcut(スチールカット)はソウル大学総学生会と協力して2026年と2027年の卒業写真制作の全過程に先制防御技術を取り入れた。写真撮影後、デジタル検収・送付の段階で保護処理を行う方式で、卒業生個々人が別途の措置を取らずとも配布時点から保護された状態となっている仕組みだ。
高解像度の顔画像である卒業写真は、違法ディープフェイクポルノ生成サイトで合成素材として悪用される危険は大きい。被害者が認識するまで広範囲に広められる可能性ができるという点で、事前に遮断する必要性は大きい。
スチールカットの先制防御技術は、画像に人が認識できないレベルの微小信号(敵対的摂動)を挿入し、ディープフェイクAIがその画像を合成に活用または学習しようとすると、結果物が正常に生成できないようにしてある。実際の違法ディープフェイクサイトを含む商用ディープフェイクサイト30カ所を対象とした実環境テストでFace Swapベースのサービスから70%の防御率を達成した。関連技術は大韓民国・米国・ヨーロッパに4件のグローバル特許を出願した状態だ。
この技術は写真管理システムとの連動が可能で、大規模な写真データにも一括適用できる。卒業写真以外にも、証明写真・社員証・人物データベースなど個人の顔画像を保有・配布する機関であれば、同様の方法での導入を検討することができる。Stealcutが別途開発中の盗用検知モデルと組み合わせれば、防御処理された写真がディープフェイク合成に使用されていないかを事後追跡できる二重保護体系の構築も可能となる。
