STCLab(エスティーシーラボ)が、自社ソリューションを通じてDAY6(デイシックス)やベクヒョンのコンサート予約に対する約4,300万件のマクロを検出・遮断した。

同社は、YES24(イェス24)と協力体制を構築し、自社のマクロ検出・遮断ソリューション「ボットマネージャープロ」を活用して大規模な不正チケット予約をブロックしている。

YES24はDAY6のワールドツアーソウル公演、「情熱野球(불꽃야구)」の初観戦試合、そしてベクヒョンの単独コンサートなどに「ボットマネージャープロ」を適用した。計12種類の動的・静的検知ポリシーを活用して、セキュリティシステムを回避しようとする手法まで遮断しているという。

STCLabによると、合計6回のチケット予約過程で約2億件のトラフィックが発生した。そのうち約21%に相当する4,300万件がマクロとして検出され遮断された。検出されたマクロのうち60%以上が、米国、シンガポール、日本など海外IPを利用して行われていたことが分かった。

YES24に適用されたSTCLabのソリューションは、予約トラフィックが内部サーバーに到達する前にマクロを遮断し、サーバーの過負荷を防止することで、安定した予約環境を実現している。

STCLabの関係者は、「マクロの事前遮断と同時に、リアルタイムモニタリングを行い、全体のトラフィック流入量を精密に調整することで、ユーザー体験を損なわずに安定したサービスを維持した。」とし、「1つのアカウントから複数拠点で同時にアクセスを試みるマクロパターンも確認されており、今後これを防ぐ方針を検討している。」と説明した。

パク・ヒョンジュン代表は、「ファンが安心して好きなコンテンツを楽しめる環境を提供するために、マクロボットの対応と遮断技術の高度化を引き続き進める。」と強調した。

<画像=YES24で予約可能なDAY6のワールドツアーソウル公演、「情熱野球(불꽃야구)」初観戦試合、ベクヒョンの単独コンサートのポスター>

原文:https://m.etnews.com/20250528000274

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