AI(人工知能)エンターテック企業のGALAXY CORPORATION(ギャラクシーコーポレーション)が、韓国内証券市場ではなく米国証券市場への上場を推進する。これに向けて近く「フリップ(Flip)」を通じて米国内に持株会社を設立する。

29日、投資銀行(IB)業界によると、GALAXY CORPORATIONは25日、ソウル汝矣島本社で開かれた株主懇談会で、韓国法人ではなく米国に新設した持株会社を上場主体に据える、いわゆるフリップを推進すると公式化した。KOSPI、KOSDAQ上場を検討していたところから1年余りでNASDAQまたはニューヨーク証券取引所への直行に路線を変えた形だ。会社は近く株主を対象に同意手続きを進める計画だ。

フリップとは、米国に新設持株会社を設立した後、既存の韓国法人を100%子会社に編入させる支配構造改編の方式だ。事業実体と人員は維持されるが、最上位の支配法人が米国に転換され、現地証券市場に上場することになる。

GALAXY CORPORATIONがフリップを選んだ背景には、米国資本市場が成長性と革新技術を備えた企業により高いバリュエーション(企業価値)を付与することがあると分析される。また、最近グローバル機関投資家とのミーティングを通じて新規事業への好意的な評価を確認したことも影響した。会社は今年初めからNASDAQおよびニューヨーク証券取引所の核心関係者と水面下で接触を続け、米国証券市場入りの作業を具体化してきた。

GALAXY CORPORATIONは2025年連結基準で売り上げ2,988億ウォン(約347億1,000万円)、営業利益125億ウォン(約14億5,000万円)を記録し、業績のターンアラウンドに成功した。所属アーティストのG-DRAGONの正規アルバム発売とグローバルワールドツアーの興行が外形成長を牽引した。ただ、特定アーティストに偏重した単一の売上構造が解決すべき課題として指摘された。

これを受け会社は昨年からIP(知的財産権)とAI、ロボットを中心とした事業多角化に速度を上げている。IP部門では俳優のソン・ガンホ、歌手のキム・ジョングク、SHINeeのテミン、リュ・ジュンヨルらを相次いで迎え入れた。ここに米国、日本など海外でバーチャルアイドルオーディションを並行し、自社IPパイプラインの拡張にも乗り出している。

特にロボット技術を接続させてアーティスト依存度を下げ、持続可能な収益基盤を構築する計画だ。その核心の勝負どころが、ソウル江東区に約5,000坪規模で造成された「GALAXY ロボットパーク」だ。GALAXY ロボットパークでは、K-POPとロボット技術を結合したロボット群舞公演を観覧し、ロボットが肖像画を描いたり飲み物を作ってくれる体験を楽しむことができる。プレオープン期間中の事前観覧チケットは全回売り切れとなり、累計来場者数2万名を記録した。

チェ・ヨンホギャラクシーコーポレーション代表/写真提供=ギャラクシーコーポレーション

韓国内で事業性を検証したGALAXY CORPORATIONは、ロボットエンターテインメントビジネスモデルをグローバル舞台に拡張する方針だ。まずアラブ首長国連邦(UAE)ドバイにロボットパーク2号店を出し、米国はロサンゼルス(LA)とニューヨーク・マンハッタン進出を検討している。

あわせてロボットアイドルプロジェクトも具体化している。来年上半期にロボットアイドルを正式にデビューさせ、下半期からは彼らを前面に出してワールドツアーに乗り出すという構想だ。人間アーティストの物理的限界である体力消耗と移動制約をフィジカルAIロボットで克服し、K-POPの活動舞台を広げるという戦略だ。

チェ・ヨンホGALAXY CORPORATION代表は21日に開かれたGALAXY ロボットパーク記者懇談会で「K-POPワールドツアーが現在30~35カ国水準にとどまっている」とし、「ロボットを通じて公演領域を100カ国まで拡大する」と述べた。

IB業界関係者は「韓国内証券市場ではエンターテインメント企業のアーティストリスクに敏感に反応するが、米国はAI技術を接続したプラットフォームの成長潜在力により寛大な評価を与える」とし、「結局、グローバル市場で推進中のロボットエンターテインメント新規事業の実質的な収益化の可否が、上場成功を分ける勝負どころになるだろう」と評価した。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026082817572569119