人ではなく業務をマッチングする…EasyTaskが日本で探す機会

企業は結局、人を採用したいのではなく、やるべき仕事が終わることを望んでいる

EasyTaskのチョン・ヘジン代表が事業を説明するにあたり、第一に掲げる言葉である。3時間の市場調査、顧客500人への電話確認、数日分のデータ入力のように、企業の業務は1人を雇用するほど一定ではないことが多い。それにもかかわらず、人材市場は未だに「誰を採用すべきか」から出発しているというのだ。EasyTaskはその順序を逆転させ、企業が完了すべき仕事を登録すれば、システムが最適な人材をつなぎ、進行・検収・精算までを管理する。

チョン代表は自らを「起業をするために起業を勉強した人」と紹介する。中央(チュンアン)大学校で起業学の修士・博士課程を修了し、漢陽(ハニャン)大学校の兼任教授として起業家たちの教育やメンタリングにあたってきた。貿易・外食・教育分野の実務経験もある。その過程で繰り返し目にした問題が、企業と人材の間のミスマッチだった。

チョン代表は2020年12月に事業を開始した。EasyTaskが明らかにした現在の会員数は7万名以上、企業顧客は1,800社以上だ。働く人は「イルミ」と呼ぶ。会社が最も自信を持って掲げる指標は、平均約14分のマッチング時間である。一方で内部的には、業務が登録され、提案され、マッチングして遂行される過程で蓄積された500万件以上の業務・マッチング関連データを、さらに重要な資産と位置付けている。

最初からマッチングが円滑だったわけではない

初期には社員が直接顧客の業務を遂行し、顧客が増えるにつれて外部の遂行者を集め、今のマッチング構造を作った。サービスが知られるにつれ、参加する遂行者の幅も広がった。

「初期の頃は会社の知名度がなかったため、良い人材を見つけるのが大変でした。時間が経ち不安が解消されると、素晴らしい人材が集まるようになりました。今ではニューヨーク在住の留学経験のあるマルチワーカーの方々が現地で業務を手伝ってくれています。日中に処理しきれなかった仕事を出勤前の夜に登録しておくと、アメリカにいる方々が引き継いで仕上げてくれる。まるで夜の間に作業を進めてくれる『小人の靴屋』のようなスタイルでも稼働しています」

「企業が任せる仕事は予想以上に幅広く、電話業務などもたくさん入ってきます。最近は電話に苦手意識を持つ人も多く、自社の社員には任せづらいとおっしゃるんです。講義参加者の確認や行事の出席確認のように、簡単ではあるけれどAIに回すのは少し失礼に見える仕事です。他にもECサイトのリニューアル時に商品データを丸ごと抽出して再登録する作業や、ニュースのスクラップ作成などを任されるケースもあります。ある区役所の観光部署の4カ国語SNS運営も当社が行っています。」

言語別の人材が必要な業務についても、日本にいるイルミが日本語を担当するというように、必要な瞬間にのみ投入することでコストを下げているという説明だ。

EasyTaskは単なるフリーランス市場ではない

「一般的なフリーランスプラットフォームは遂行者が直接仕事を探して選ぶ構造ですが、当社はシステムがマッチングする瞬間に担当者が割り当てられ、その力量もシステムで管理します。大規模なアウトソーシング会社を自動化した形と見ていただければと思います。」

業務の品質に問題が生じた場合は、別の遂行者を再びマッチングして再作業するか、返金する方式で対応するというのが会社の説明だ。

次の段階として、このマッチングシステム自体を企業に提供するサービス型ソフトウェア(SaaS)モデルを推進している。コンビニチェーンの本社やアニメーション制作会社のように、随時人材が出入りする会社が自社の人材プールをこのシステム上で管理できるようにする方式だ。

「これまでは、一緒に働いていたフリーランサーのスケジュールが変わると、再びスケジュールを調整して依頼するプロセスが必要でした。ですが、当社のシステムのプールに入れておけば、その方が働ける時間を自ら設定し、その時間帯にのみ提案メッセージが届きます。電話で申し訳ながら頼んでいた領域から抜け出せるわけです。」

最初の海外市場に「日本」を選んだ理由

SaaSの最初の海外市場として日本を選んだのは、スポットワークという概念がすでに馴染んでいる市場だからだという。

日本ではタイミー(Timee)のようなスキマバイト(スポットワーク)市場が大きく成長し、「必要な時間に必要な人材を活用する」方式がすでに一つの市場として定着しているが、EasyTaskはスポットワークとは異なる軸で、人の空き時間よりも企業が終わらせるべき業務を中心にしたマッチング需要を見ている。

「日本ではスポットワーク市場がすでに形成されており、必要な時間に必要な人材を活用するという概念が比較的馴染みがあると見ました。」

チョン代表は実際の業務をマッチングしながら積み上げた経験を強みとして挙げた。

「私は5年前からこのインサイトを持っていたんです。実際の業務をマッチングしながら、何が原因で機能し、何が原因で機能しないのか事例を積み上げ続けてきました。アンケートがなぜうまくいかないのか、既存のアンケート業者をなぜ使わないのか、そういったことがすべて把握できた状態で入ったんです。」

スポットワーク企業もオンラインオフィス領域へ拡張する流れが現れているというのが彼女の説明だ。

日本で業務を遂行する人材プールはすでに形成されている。日本にいるイルミたちが自然に流入しており、今必要なのは彼らとつなぐ日本企業の実際の業務需要だ。福岡はその最初の接点である。ただし、彼女が見る市場は特定の都市ではなく日本全体だ。どの都市に先に入るかよりも、日本企業の実際の業務1件をきちんと解決し、それが2件目、3件目の業務につながるかどうかが重要だというのが会社の判断だ。

アニメーション制作における「反復作業」の外注に着目

「いくらAIを使って制作したとしても、結局人がやらなければならない作業は残ります。そういった業務需要のある企業と協業する機会を作ろうとしています。」

長期的には、タスクを最小単位に分解し、人とAIに最適な形で分配する構造を準備している。チョン代表が例に挙げた具体的な構想はこうだ。「電話での確認100件」というタスクが登録されると、システムが必要な人員と作業時間を算出して人をマッチングする。その後、個人情報が露出しないコール機能で業務を遂行し、結果をまとめてクライアントに返送する。自前でコールセンターやAIシステムを構築することが難しい小規模事業主を主なターゲットとして見ている。

起業学者から一転して、自らが起業家になった感想を尋ねると、彼女は7年間の間接経験がもたらした最大の成果として「意思決定のスピード」を挙げた。

「現場に権限を渡しても、最終的な決定は再び代表に戻ってきます。だからこそ、代表が素早く決断を下すことが重要です。私は長年のメンタリングで間接経験を多く積む中で、悩まずに即断できる力を養いました。創業5年でEasyTaskをこれだけ成長させられたのもそのおかげだと思います」と、代表が素早く方向を定めれば、メンバーも判断の負担を減らして業務を進めやすくなると説明した。

そして、チョン代表が最終的に描く未来像は、単なる「業務マッチング」の先にある。

「NAVERが情報のポータルサイトだとするなら、私たちは協業のポータルサイトを目指しています。AIエージェントを開発する企業との連携も進んでおり、ワーカー向けの教育プログラムからソフトウェアの販売までをワンストップで展開していく計画です。」

原文:https://platum.kr/archives/292944