陳列状態と欠品をAIで把握するリテールビジョンソリューションが、日本のコンビニエンスストア現場で実証を進めている。リテールテック企業peach aiは、日本のコンビニチェーン・ファミリーマートと共同で進めてきたリテールAIソリューション「RAX」の現場実証(PoC)が最終段階に入ったと27日に発表した。
両社は実証結果を踏まえ、導入店舗を最大500店舗まで拡大する案を協議しており、2027年第1四半期の本格構築を目標としている。
RAXはコンピュータビジョン技術で店舗内の環境をリアルタイムに分析するリテール専用AIソリューションだ。商品の陳列状態と欠品の有無をモニタリングし、在庫点検の自動化と店舗管理動線の最適化を支援することで、現場スタッフの業務負担を軽減する。日本の流通業界は人手不足と人件費上昇により、店舗運営のデジタル化に対する需要が大きい。
peach aiは現在、ファミリーマートの店舗にRAXを先行設置して運用している。今回の実証は、RAXがコンビニの実際の業務フローに合わせて活用できるか、店舗運営の効率を高められるかを確認することに焦点を当てた。同社は現地店舗からのフィードバックを受け、認識精度とシステムの安定性を日本の店舗環境に合わせて調整している。
peach aiのイ・ドンヨル代表は「現場検証を完了させ、日本のリテール現場の人手不足を解決するAIパートナーになる」とし、「今回のプロジェクトを足がかりに、ファミリーマートとの協力範囲を広げていく」と述べた。
