インタビュー

音を見る道で心をつなぐ技術を駆使し、聴覚障害者のコミュニケーションを助けるスタートアップ、SOVORO(소보로) ユン・ジヒョン代表

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「SOVORO(소보로)」は 、聴覚障害者が「音を見る道(소리를 보는 통로 :ソリルルボヌントロ)」の略語で、コミュニケーションサポートをするITの会社 です。人工知能(AI)を通じて音を文字に変換してリアルタイムで字幕として表示し、コミュニケーションサポートがない環境でもノートパソコンやタブレットを通じて授業、セミナー、インターネット講義などを字幕で見ることができる。

創設者 のユン・ジヒョン代表は、最初に「私は耳が聞こえない(나는 귀머거리다)」というウェブトゥーンを通して、聴覚障害者の学生の物語に出くわし、音を見る道を作ることにした。人工知能(AI)の開発が世界を変えることができるというユン・ジヒョン代表の信念は、技術が最も必要とされる場所で輝くことになったのだ。

音を見る道の心をつなぐ技術と、献身的な心で誰かの世界を広げている「SOVORO」のユン·ジヒョン代表の話をbeSUCCESS の女性起業家シリーズ「Formidable Female Founder」で伝えることができて嬉しい。


Q.「SOVORO 」はどのように始めましたか?

私は最初に「私は耳が聞こえない(나는 귀머거리다) 」というウェブトゥーンを通して聴覚障害者の学生の話に出くわしました。学校では、聴覚障害学生が入学すると、障害学生支援センターで、速記支援、または学生ヘルパーのタイピング代筆を申請できます。それは学習のための大きなサポートでしたが、スケジュールや場所を一致させなければならないというコストと不便さのために大きくは広がりませんでした。設備の整った大学を除いて、韓国の小中高等学校は視覚障害学生の支援を欠いていることが分かりました。

そこで、SOVORO独自の技術を使用して、コストを削減し、手間を省こうとしました。そうすることで、同じ予算で幅広い学生を、最大で10倍の時間で支援をできるためです。最初のプロトタイプが作成された後、最初に周辺の大学の大学生を対象に授業でテストをしてみました。

その際、「学校に適応するのが難しかった幼い頃からこのような支援が充実していればよかったのに…」 という話を聞きました。国の教育環境で利用するためには、SOVOROのサービスを十分に検証し、体系的に拡張する必要があると感じました。そこで2017年、 学校を卒業した後に事業化を開始し、11月に法人を設立しました。

SOVORO活用例映像、EBSi [2020内申満点修学能力試験特別講義] ヒョン·ウォンソク生命科学Ⅰ01講 - 生命現象の特性、生命科学の探求


Q.「SOVORO」はどのように活用されていますか?

 現在、300以上の機関に導入され、聴覚支援をするために使用されています。導入されている内の約半分は職場で、残りの半分は学校や公的機関です。学校では、通訳支援のない授業の際、いつでも取り出して使用できるように、SOVOROタブレットを提供することができます。インターネット講義に字幕がない場合は、SOVOROに接続してリアルタイムで字幕支援を行うことができます。職場では、聴覚障害者のチームが加わった事業所で、コミュニケーションを図るため、韓国障害者雇用公団の支援で提供しています。

SOVOROは同じ費用の既存の支援方式に比べて、10倍の長い時間で支援することができ、時と場所に捕らわれず、好きな時に気軽に取り出して使うことができるという強みがあります。SOVOROと一緒に聴きたい講義に参加する以外に、より積極的に活動し、挑戦できるようにサポートすることが、SOVOROの提供する顧客価値だと思います。(お客様インタビューのリンク


Q.「SOVORO」が急速に成長した理由は何ですか?

私たちは、常にお客様に近い立場で、お問い合わせやフィードバックを反映することで、製品を改善しています。また、長い間聴覚障害者の方たちと一緒に活動をしてきたメンバーたちが直接、企画、広報及び、営業に参加しています。SOVOROチームは顧客を中心に開発をしています。これができるのは、SOVOROの偉大なチームメイトのおかげです。

初期のSOVOROサービスの開発全般を担当してくださったCTOのチェ・スンマンさんは、法人設立時から今まで一緒で、開発チームの様々な重要な方たちと繋げてくれました。開発者のホン・ソンボンさんは、バックエンド全体を担当し、出版社とフロントエンド開発者のイ・ソジンさんはSOVOROのホームページとバックオフィスページを担当しています。SOVOROに必要なすべてのデザインを担当するデザイナーであるノ・チョンモさん、新製品開発中であるアンドロイド開発者のパク・チュンギルさん、各サービスの品質管理を担当する QAのキム・チョロンさんがいます。通訳士としてお客様と最もよくお会いするチェ·ジュヨンさん、SOVOROのサポーターズとして活動して入社されたイ·ジュンヘンさん、TheAsanNanumFoudation (아산나눔재단 )のフロンティアユースマッチングを通じて、スーパーインターンとして合流してくださったキム·ヘウォンさん、そして営業チームをよくリードしてくださる頼もしいオ·ソンウさん、丁寧な運営をしてくださったイ·ジュオンさんが一緒だったおかげでSOVOROが急速に効果を出していると思います。

SOVOROはまた、Sopoong(소풍 )とD3Jubilee Partners(디쓰리쥬빌리파트너스)の2つの強力な投資会社の支援により成長することができました。当初は、2つの重要な投資会社から多くの成長アドバイスを求めました。私たちはお互いを尊重し、助け合うパートナーがいたので、私たちは試行錯誤を減らし、迅速に動くことができました。創業を準備している方たちには、いい同僚といい投資会社を見つけることが一番重要であるとお伝えしたいです。


PCとタブ の実装画面(写真提供:SOVORO)

 


Q.「SOVORO」の次の計画は何ですか?

全国の小中高における聴覚障害学生の教育環境に導入するため、教育方面に特化した製品を準備しようと思っています。特定科目でより認識が良くなり、字幕を復習に活用して、授業中に分からない単語に対する理解度を高めるなど、学習に必要な様々な機能を多角的に検討しています。全国の教育環境にさらに積極的に拡散できるように教育用の製品を補完して準備が出来次第、今年の下半期に次のラウンドの投資誘致を進める予定です。

また、会社の成長に伴って責任と負担感が増えるのは大変なことですが、個人的にはやっている意味を感じて主導して働くことができるという点にやりがいを感じています。

現在 、新型コロナウイルスのために、多くの教育がオンライン授業に置き換えられています。このとき、マスクで口の形を隠したり、オンライン授業で機械音が流れたりした場合、聴覚障害学生の授業理解が難しくなることもあり、大変悩みました。今年の前半には、SOVOROソフトウェアは「PCからの音」をすぐに入力し字幕に変える設定をし、字幕のないオンライン授業でリアルタイム字幕を表示するように提供しました。全国の教育委員会ベースでそれを購入し、学生に配布しました。今後も課題解決に向けて、ソリューションを進化させていきます。


ユン・ ジヒョン代表と「SOVORO」チームは、 単純に音を文字に変換しただけではない。 SOVOROの意志とスキルは誰かの人生を変え、より広い世界に導いた。SOVOROによって新しい世の中を生きている人々が集まれば、ユン·ジヒョン代表とSOVOROチームがそうであったように、この世の中が善良な影響力で満たされると確信する。世の中にもっと多くのユン·ジヒョン代表のような方やSOVOROのようなツールが出てくることを声高に叫んでみる。

ユン・ジヒョン代表のような方がいて、SOVOROができたことに多大な感謝をいたします。私がこれから過ごす多くの時間を、私と共にしてくれるSOVOROを作ってくださったことに感謝を申し上げます。-お客様イ·ジョンソン様

 

写真提供:SOVORO  https://sovoro.kr/


原文:소리를 보는 통로에서 마음을 연결하는 기술로, 청각장애인의 소통을 돕는 스타트업 ‘소보로’ 윤지현 대표 - beSUCCESS

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記事を書いた人
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beSUCCESS is a professional media company with a particular focus on startups and tech industry | beSUCCESSは、韓国内企業の海外進出を支援するメディア会社としてシリコンバレーを含む全世界テックトレンドとスタートアップニュース、起業家精神など韓国内スタートアップのインサイト拡大のために必要な海外発信情報を直説的、間接的に提供するだけではなく、韓国のスタートアップエコシステムとリリース情報などの主要ニュースを英文で世界各国に提供し、韓国スタートアップのグローバル成功を支援する「つながり」の役割をしています。

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