こんにちは。Mark & Companyです。今回は当社の新しいファミリー企業として加わった「Science Artworks(サイエンスアートワークス)」を紹介します。
Science Artworksは、特別なマーケティングを行わなくても著名人が自ら店舗を訪れ、さらにソウル市と提携して「ソウル市公式香水(Scent of Seoul)」を開発するなど、確かな調香技術を持つ企業です。ニッチフレグランスブランド「VILLA ERBATIUM(ヴィラ・エルバティウム)」を運営しています。最近では、「米マッコリ香水」のように韓国ならではの原料を活かした独創的な香りで、米国や中東をはじめとする海外市場からも大きな関心が寄せられています。
化学を専攻した代表が自ら設計した、心を動かす香り。その力は、私たちMark & Company の心にも強く響きました。Science Artworksの歩みと、香り豊かな成長ストーリーをご紹介します。

Science Artworksのハ・ミンソ代表
目次
- 1.「VILLA ERBATIUM」というブランドについてご紹介をお願いします。
- 2.調香を始めたきっかけを教えてください。どのような経緯で香水ブランドを立ち上げたのでしょうか?
- 3.「香水は科学と芸術の境界」という哲学と、「香りによる感情のキュレーション」というスローガンが印象的です。これらのブランド哲学やスローガンには、どのような意味が込められているのでしょうか。
- 4.ほとんどのブランドが効率を重視して外注製造を選ぶ中、VILLA ERBATIUMは40種類以上の自社開発レシピを保有しています。そこには、VILLA ERBATIUMならではの個性があるように感じられますが、代表が考える差別化ポイントを教えてください。
- 5.VILLA ERBATIUMの香水の中には「ダルゴナ」や「米マッコリ」など、Kフードをテーマにした世界的に珍しいラインアップもありますよね。こうしたユニークな香水を企画したきっかけを教えてください。
- 6.ソウル市の公式香水「Scent of Seoul」も非常に印象的です。今後、どのような韓国的モチーフがVILLA ERBATIUMによって世界的なニッチ香水へと生まれ変わるのでしょうか。現在目を向けているテーマがあれば教えてください。
- 7.特別なスポンサー契約がないにもかかわらず、BTSのRMさんが直接店舗を訪れ、ITZYのリアさんがVILLA ERBATIUMを「運命の香水」として紹介したことが、海外ファンの間でも大きな話題になったと聞いています。その際のエピソードを教えてください。
- 8.米国のラッキーセントや中東市場といった参入が難しい市場にも進出されていますが、韓国のニッチ香水が海外でも通用すると確信したきっかけは何だったのでしょうか。
- 9.今後、VILLA ERBATIUMの香りはどこで体験できるようになるのでしょうか?グローバル展開における具体的な目標やビジョンについて教えてください。
- 10.最近、Mark & Companyから投資を受けましたが、数多くの投資会社の中で同社を選んだ背景にはどのような理由があったのでしょうか。
- 11.担当審査役であるチョン・ソウ チーム長との特別なエピソードがあれば教えてください。
- 12.ミュージカル「ドラキュラ」やアイドルグループAB6IXとのコラボなど、多彩な分野との協業を展開されていますが、2026年、新たに独創的な「感情のストーリー」を共に創りたいパートナー・産業について教えてください。
- 13.5年後、VILLA ERBATIUMはどのように記憶されていたいですか。
1.「VILLA ERBATIUM」というブランドについてご紹介をお願いします。
VILLA ERBATIUMは、香りを通して人の感情をキュレーションする体験を提案し、それを最高の価値とするニッチフレグランスブランドです。 「自然から生まれたものこそ、人にとって最も有益である」という哲学のもと、天然エッセンシャルオイルを中心に調香を行い、香り本来が持つ効能を人の感情に重ねています。また、独自の美意識を反映したデザインを融合させることで、製品の枠を超えた「作品」としての香水づくりに取り組んでいます。
2.調香を始めたきっかけを教えてください。どのような経緯で香水ブランドを立ち上げたのでしょうか?
私の人生の転機は、イタリアの田舎町、ピエモンテで始まりました。韓国で化学を専攻し、グローバルな環境で長年ファッションMDとして働いていましたが、結婚を機にイタリアへ移住することになりました。そこで運命のように、天然エッセンシャルオイルを用いた調香技術を持つ80代の職人と出会ったのです。
彼の工房で生み出される製品が、人々の暮らしをいかに豊かで美しいものにしているかを体感し、深い感銘を受けました。直接調香技術を学ぶ中で「あなた自身の感性を込めて、自分のブランドをつくりなさい」という温かな励ましをいただき、その言葉が私の新たな挑戦の原点となりました。
その後、韓国に戻り、私が持っている化学の知識とMDとして培ったブランド企画力、そしてイタリアで学んだ天然調香技術を融合させ、「VILLA ERBATIUM」を立ち上げました。

3.「香水は科学と芸術の境界」という哲学と、「香りによる感情のキュレーション」というスローガンが印象的です。これらのブランド哲学やスローガンには、どのような意味が込められているのでしょうか。
香りは、脳科学的なメカニズムに基づく「科学」であると同時に、人の情緒に寄り添う「芸術」でもあります。私たちはこれら2つの領域を分離して考えるのではなく、特定の原料が感情に与える影響をデータとして研究し、顧客の情緒をよりポジティブな方向へ導きたいと考えています。 ただ癒やすだけでなく、今の感情をより良い方向へ導く「キュレーション」となることを目指しています。

4.ほとんどのブランドが効率を重視して外注製造を選ぶ中、VILLA ERBATIUMは40種類以上の自社開発レシピを保有しています。そこには、VILLA ERBATIUMならではの個性があるように感じられますが、代表が考える差別化ポイントを教えてください。
香水という完成品そのものだけでなく、「制作の全プロセス」こそがブランドの中核的な資産だと考えています。差別化のポイントは、大きく三つあります。
1つ目は「プロデューサーとしての真摯さ」です。私は、調香師は単に香りをブレンドする人ではなく、映画監督や音楽プロデューサーのような存在であるべきだと考えています。外部から香料を調達してマーケティングだけを行うのではなく、企画、原料選定、最終仕上げに至るまで、すべての細部を自ら管理しています。そうすることで、ブランドが伝えたい繊細な感情のニュアンスまで、香りの中に丁寧に閉じ込められます。
2つ目は「実験室(Lab)を基盤としたスピード開発体制」です。私たちは店舗を販売の場にとどめず、「実験室」として運用しています。新しい香りを開発すれば、即座に店頭でお客様の反応を検証し、そのフィードバックをリアルタイムでレシピに反映します。また、「個別調合化粧品製造・販売」の認可を自社で保有しているため、大型工場に依存せず、小ロットでも迅速に市場投入できる体制を整えています。
3つ目は「顧客データが裏付けるレシピの価値」です。40種類を超えるレシピは、数の多さを示すものではなく、「Hotel Veniceでは頭痛が起きなかった」「Mossy Glenの香りで深くリラックスできた」という具体的な顧客体験の蓄積から導き出された結果です。市場に出回っている定型的な香りの枠にとどまらず、既存のニッチ香水ブランドを熟知するほど徹底分析することで、他にはない独自の香り構造を設計できる点が、VILLA ERBATIUMの強みです。

5.VILLA ERBATIUMの香水の中には「ダルゴナ」や「米マッコリ」など、Kフードをテーマにした世界的に珍しいラインアップもありますよね。こうしたユニークな香水を企画したきっかけを教えてください。
韓国の素材を単に「知っている」というレベルで終わらせるのではなく、香りを通してより深く体験してもらいたいと思いました。たとえばダルゴナの香水の場合、世界中の人々が『イカゲーム』を通してダルゴナの視覚的な面白さを楽しみましたが、私たちはその甘い香りという「嗅覚的な体験」を届けたいと考え、企画しました。「米マッコリ」も同様です。マッコリは単なるお酒ではなく、韓国人特有の清らかでシンプル、そして洗練された気質を象徴していると思います。こうした身近な素材を香りの物語として再解釈することで、韓国独自の感性を世界に届けたいと考えました。

6.ソウル市の公式香水「Scent of Seoul」も非常に印象的です。今後、どのような韓国的モチーフがVILLA ERBATIUMによって世界的なニッチ香水へと生まれ変わるのでしょうか。現在目を向けているテーマがあれば教えてください。
Scent of Seoul(セント オブ ソウル)は都市の風景そのものを閉じ込めた香水です。ソウルを象徴する銀色の漢江、セビッソム、韓屋、南山など、韓国の伝統と現代が自然に共存する自由な雰囲気を香りで表現しました。多くの方に愛され、現在では韓国のみならず海外でも代表的な人気作となっています。
次のプロジェクトでも、さまざまな韓国的要素を検討しています。単に原料として取り入れるのではなく、その背景にある物語をもとに、より美しく、より深みのある韓国の香りを表現していきたいと考えています。

7.特別なスポンサー契約がないにもかかわらず、BTSのRMさんが直接店舗を訪れ、ITZYのリアさんがVILLA ERBATIUMを「運命の香水」として紹介したことが、海外ファンの間でも大きな話題になったと聞いています。その際のエピソードを教えてください。
大変ありがたいことに、アーティストの皆さんが私たちのブランドを愛用してくださっています。RMさんはコロナ禍直前に来店されましたが、当時の私はBTSの方だと分からず、「芸能人の方ですか? 新人さんですか?」とお聞きしてしまったという、少し申し訳なくも微笑ましいエピソードがあります。そのやり取りがARMYの間で話題になったと聞いています。ITZYのリアさんも、YouTubeで「Mossy Glen」の香りがお気に入りだと詳しく紹介してくださり、本当に感動しました。
8.米国のラッキーセントや中東市場といった参入が難しい市場にも進出されていますが、韓国のニッチ香水が海外でも通用すると確信したきっかけは何だったのでしょうか。
ロサンゼルスとニューヨーク、さらにヨーロッパの展示会を回りながら実際に確認してみると、国ごとに香りの好みが想像していたほど大きくは違わないことが分かりました。特に、ブランドが持つ確かなストーリー性や「感情を表す香水」というコンセプトに、世界中の顧客が深く共感してくださっているのを目の当たりにし、大きな確信を得ました。ブランドの本質的な力が正当に評価される市場であれば、十分に勝負できると感じました。
9.今後、VILLA ERBATIUMの香りはどこで体験できるようになるのでしょうか?グローバル展開における具体的な目標やビジョンについて教えてください。
まずは今年、ヨーロッパ市場でのローンチを目標としています。また、米国のバーグドルフ・グッドマンやイギリスのハロッズといった最高級百貨店への出店も現在進めています。長期的には、ニューヨーク、ミラノ、パリといった世界的な拠点都市に、オンラインとオフラインの体験を融合させた独自の「オーナーブランドストア」を展開することが夢です。
10.最近、Mark & Companyから投資を受けましたが、数多くの投資会社の中で同社を選んだ背景にはどのような理由があったのでしょうか。
私たちのブランドの価値や成長スピードを十分に理解してくれるパートナーだと感じたことが一番の理由です。ニッチフレグランスは、十分なブランド育成期間が必要な分野です。Mark & Companyは短期的な売上圧力をかけるのではなく、ブランドのアイデンティティを守りながら長期的に成長できるよう支えてくれると信じられました。直感的に「相性がいい」と強く感じたのも大きかったです。
今後は、私たちの世界観を市場の視点から検証してもらい、より良い方向へ導いてくれる戦略的パートナーとして共に成長していきたいと考えています。継続的なコミュニケーションを通じて失敗のリスクを抑え、より強固なブランドを築いていきたいです。
11.担当審査役であるチョン・ソウ チーム長との特別なエピソードがあれば教えてください。
初対面はなかなかの「辛口」でした!私たちのリソース不足を率直に指摘されましたが、その率直なアドバイスがあったからこそ、自分たちの現状を真剣に見つめ直し、その後の優先順位を明確にすることができました。チーム長が一番厳しかったかもしれませんが、その分、私たちをしっかり導いてくださる方だと確信し、次のミーティングへと進むことに決めました。
12.ミュージカル「ドラキュラ」やアイドルグループAB6IXとのコラボなど、多彩な分野との協業を展開されていますが、2026年、新たに独創的な「感情のストーリー」を共に創りたいパートナー・産業について教えてください。
現在特に力を入れているのは、海外キャラクターIPとの協業です。その世界観を香りで表現し、顧客に魔法のような「感情の浄化体験」を届けたいと考えています。さらに、音楽と香りを融合させた展示やライブ型プロジェクトにも、より積極的に取り組んでいきたいです。
13.5年後、VILLA ERBATIUMはどのように記憶されていたいですか。
韓国人が誇りに思える「国家代表ニッチ香水ブランド」を目指しています。海外旅行の際、有名百貨店の中心に私たちのブランドが堂々と展開されているのを見て、韓国の方々が誇らしく感じる存在になりたいです。そしてデジタル技術と融合し、人々の人生をより美しく支える「ライフスタイルオブジェ」として記憶されたいと願っています。

🚩VILLA ERBATIUM アトリエ(地図)
🏠VILLA ERBATIUM ホームページ(リンク)
📷VILLA ERBATIUM インスタグラム(リンク)
本日ご紹介したScience Artworksはいかがでしたでしょうか。Science Artworksの香りに満ちた旅は、これからさらに遠くへと広がっていく予定です。
同社との協業をご希望の方、またご不明な点がございましたら、Mark & Companyの公式メール(ir@markncompany.co.kr)までご連絡ください。
Mark & CompanyもScience Artworksの成長のために、これからも常に心強いパートナーであり続けます。
原文:https://www.innoforest.co.kr/report/NS00000456
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