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スタートアップ人材戦争の未来|COME UP 2021

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COME UP 2021、スタートアップ人材戦争の未来を尋ねる。 - WantedLab(ウォンテッド・ラボ)のイ・ボクギ代表、Drama&Company(ドラマ・アンド・カンパニー)のチェ・ジェホ代表


グローバルスタートアップイベント「COME UP 2021」は11月17日から19日まで3日間ソウル東大門デザインプラザ(DDP)で行われる。「Meet the Future-Transformation」(大転換:コロナ以降変化する世界をテーマに開催された今回のイベントは、「Resorce(未来社会の資源)」、「Sustainability(持続可能性)」、Enrichment(豊かさ)という3つの大主題と「仕事」、「健康」、 「社会」など12のキーワードセッションに分類され、各講師の講演とパネルディスカッションが行われる予定だ。

イベントの最初の日「COME UP 20211」のキーワードの1つであるパネルディスカッションでは、「スタートアップ人材戦争2.0にどう対応するのか?」をテーマに意見が飛び交った。

HRスタートアップWanted Labのイ・ボクギ代表(以下、イ代表)と、国民の名刺アプリとなっている「REMEMBER(リメンバー)」を開発したDrama&Companyのチェ・ジェホ代表(以下チェ代表)がパネルで参加し、人事組織専門諮問会社Quantum Insight(クォンタム・インサイト)のファン・ソンヒョン代表(以下、ファン代表)が司会者を務めた。

セッションは、WantedとDrama&Companyへの紹介で始まった。Wantedは採用プラットフォームとして出発し、最近は採用を超えてキャリアをより幸せにすることに焦点を当てている。Drama&Companyは「REMEMBER」という名刺アプリ開発にとどまらず、求職コミュニティに拡張して採用支援の役割もしている。

本格的なセッションはQuantum Insightのファン・ソンヒョン代表のプレゼンテーションで始まった。ファン代表は最近、技術、経済、環境、倫理、法など様々な社会変化が人材市場に大きな影響を及ぼしていると判断した。技術変化のスピードは非常に速くなるが、それに合った人材は早く充てられず、人材戦争が発生しているということだ。

컴업 2021, 스타트업 인재 전쟁의 미래를 묻다. -원티드랩 이복기 대표, 드라마앤컴퍼니 최재호 대표


ファン代表は職場での世代変化についても分析した。ファン代表は「今後の世代は一職場だけに定着するのではなく、ノマド(Nomad)的特性を持つ。また、ワークライフバランス(Work Life and Balance)と自身のキャリア発展を重視する」と話した。

また、ファン代表は「NAVER、KAKAO、LINE、配達の民族、Danggeun Market(ニンジンマーケット)、toss(トス)、yanolja(ヤノルジャ)」や、ユニコーン企業の採用、報酬政策が人材採用市場の勢力図を揺るがしたと判断した。 「巨大スタートアップの成長によって、準備ができていないスタートアップは、能力のある人材を採用することが難しくなる傾向だ。したがって、採用に対する戦略的視点が必要な時だ」と話した。

ファン代表は引き続きスタートアップ採用の実質的な困難を各代表に尋ねた。

WantedLabのイ・ボクギ代表は「最近コロナ時代を迎え、人材採用では、規模の大きいところに良い人材が集中し、規模が小さければ人材を確保することが難しいという状況が発生している」と話した。オフライン現場がネットワークを形成する機会を作ってくれるが、コロナでオフラインでの出会いが不可能なので、認知度の高い企業に人材が集まるしかないということだ。

Drama&Companyのチェ・ジェホ代表は需要と供給の関係で現状を判断した。チェ代表は「需要は増える傾向だが、低出産で供給が少なくなる。人力難を経験している日本の場合が代表的だ。それで日本の場合には兼業を奨励しているということだ」と話した。

続いてファン代表は初期スタートアップが採用問題をどのように解決すべきかについてアドバイスを求めた。

イ代表は、Wantedの企業の事例を挙げて求職戦略を紹介した。 「初期のスタートアップができる最も現実的な方案は知人を活用することだ。Wantedは周辺の人脈を活用して創業チームを作って成功した」と話した。採用担当者へのアドバイスも忘れなかった。イ代表は、「企業がどのような能力を持っていて、どのような人材が必要かをよく知ることが重要だ。また、採用は広報であり、SNSなどを通じて積極的に企業を広報しなければならない」とアドバイスした。

一方、チェ代表は採用市場の流れを挙げて戦略を紹介した。チェ代表は「最近オンデマンド(On-Demand)のキャリア職採用方式が活性化されている。このような流れで重要なのはキャリア職採用公告を広く知らせる案だ」と話した。また、認知度の低い企業の困難に言及し、REMEMBERプラットフォームの対応方向についても説明した。「認知度が高くないスタートアップは、REMEMBERのような求人プラットフォームを通じて代表が直接採用メッセージを送ることができる。REMEMBERは、企業情報を広報するのに役立つサービスを提供する予定だ」と話した。

これにファン代表は両代表がEOチャンネル(スタートアップ関連コンテンツを提供するYouTubeチャンネル名)で活発に活動していると述べ、WantedやREMEMBERが採用に苦戦しているスタートアップに役立つことができる言った。

人材像についても意見が飛び交った。チェ代表は自身が変化を主導してきた人材がスタートアップによく合うと言った。チェ代表はDrama&Companyのスローガンに言及し、実際に変化を生み出す情熱と意志を持った人材が欲しいと話した。

イ代表も変化の重要性を強調した。イ代表は「チェ代表の意見と同様に変化を主導する人材を望む。ここに加えてスタートアップ人材は問題を定義するところから始めなければならない」と話した。また、スタートアップにふさわしくない人材についても付け加えた。 「新しい方法で問題を定義し、解決策を探すためには地面にヘディングをしなければならないため、既存の方法を固守する人材はふさわしくないだろう。既存の方法ではできないというマインドを持った人より、肯定的なマインドを持った人材がスタートアップ企業の核心だと思う」と話した。

これにファン代表は、企業人事に助言した経験に言及し、4つのスタートアップ人材能力を紹介した。ファン代表は「GCA(General Cognitive ability・総合認知能力)、Leadership(リーダーシップ)とCulture Fit(企業文化との適合性)、Gross Mindset(成長マインド)が必要だ。問題を定義し、解決策を見つけるだけでなく、業務に対する理解が十分で実質的にうまくいくかを調べなければならないということだ。どうすれば変化に伴い、企業よりも早く成長するか悩む、成長中心マインドもスタートアップメンバーの核心だ。この4つの力量を持っていればどんなスタートアップにもよく合うだろう」と話した。

続いてファン代表はスタートアップ企業の補償構造の変化についても尋ねた。

イ代表は、需要と供給のバランスが崩れ、補償構造が変化したことを強調した。イ代表は「開発職群が全てではないが、供給が需要に追いつかず、補償競争に流れるしかない状況だ」と話した。

チェ代表は需要供給構造の変化で補償競争になっていることに同意したが、その中で肯定的な側面もあると述べた。チェ代表は「膨大な資本力を持って人材競争に飛び込む企業もある。しかし、すべての企業の規模が同じではないので、それぞれのセリングポイントを求職者にきちんと説明すれば良い人材を救えるだろう」と話した。 「資金一辺倒方式よりももっと重要なのは、補償企業と求職者とのマッチ方法だ」と付け加えた。

両代表の意見にファン代表も考えを加えた。 「すべての能力のある開発者が報酬に惹かれてNAVER、KAKAO、LINE、クーパン、配達の民族に行くというわけではない。小さなスタートアップ企業も存在し、成果給による差があるのが現実だ。それで、企業のビジョンと夢を確実にして人材を引き付けることがはるかに重要だ」と話した。

続いてファン代表はコロナ以降の採用の変化の未来についても尋ねた。

チェ代表は離職に対する認識が変わると予想した。チェ代表は「日本でも経済成長率の低迷とともに離職の数が増えており、年の離職者数が300万人を超えた。日本だけでなく韓国でも今後もより頻繁な離職があるだろうし、これによって離職に対する過去認識が変わるだろう」と話した。反面、イ代表はキャリア職の離職文化を採用プラットフォームが変えることができると述べた。

最後にファン代表はスタートアップに就職を希望する求職者たちに伝えたい言葉を要請した。

イ代表は「過去のような新卒採用がなくなり、目に見える機会が消えているように認識される。それでも、勇気を出して自ら内面を見て、能力とビジョンを発掘する作業が重要だ。ここでは、周辺の人に助けをたくさん受けることが重要だろう」と話した。

一方、チェ代表は企業と求職者間のマッチメイキングを強調した。 「人と企業とのつながりが重要です。報酬だけを追うのではなく、企業の色とビジョンに焦点を合わせて就職活動をしなければならない。求職者は、自分が最大限成長できる企業を探すと考えれば、就職活動に役立つだろう」と話した。

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原文:컴업 2021, 스타트업 인재 전쟁의 미래를 묻다. -원티드랩 이복기 대표, 드라마앤컴퍼니 최재호 대표 - beSUCCESS 

 

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